タイトルコード |
1000101058645 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
移民を排除する安全保障 |
書名ヨミ |
イミン オ ハイジョ スル アンゼン ホショウ |
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フランスにおける「つくられた脅威」 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
和田 萌/著
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著者名ヨミ |
ワダ モエ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-326-30325-0 |
ISBN |
4-326-30325-0 |
数量 |
3,231p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.435
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件名 |
移民・植民
外国人(フランス在留)
安全保障
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注記 |
文献:p209〜224 |
内容紹介 |
フランスでは共和国モデルに基づき、移民はフランス社会に統合されると考えられていた。そんな中で、なぜムスリムは脅威とみなされたのか。「安全保障化」をキーワードに、日常にひそむ包摂と排除の政治を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。東北大学大学院国際文化研究科助教。専門は国際関係論、ヨーロッパ・フランスの移民政策。 |
目次タイトル |
序章 「移民」は安全保障に関わるのか |
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1.人の国際移動は「脅威」なのか 2.「移民」とは誰を指すのか 3.本書の意義 4.本書の構成 |
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第1章 人の移動をめぐる政治 |
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1.人の移動と政治理論 2.フランスと移民 |
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第2章 安全保障化という分析視角 |
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1.安全保障研究の地平 2.安全保障化論-コペンハーゲン学派とパリ学派 3.安全保障研究と実践論的転回 |
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第2章補論 安全保障の権力と知 |
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1.国際関係論をめぐる批判的問い 2.安全保障化論が依拠する認識論 |
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第3章 移民の安全保障化 |
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1.安全保障化に関与できるのは誰か 2.サルコジ法以降の移民の安全保障化 3.移民の安全保障化とオーディエンス 4.安全保障を支える制度と日常的な実践 |
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第4章 安全保障の語り手とメディア |
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1.安全保障においては国家が中心なのか 2.メディア・フレームと安全保障化 3.フランスの「対テロ戦争」-シャルリ・エブド襲撃事件とパリ同時多発襲撃事件 4.マスメディアと安全保障化 |
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第5章 排除と包摂の政治 |
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1.守られるべき「我々」と,排除されるべき「彼ら」 2.世俗化への挑戦 3.立法化への要請 4.政界におけるライシテ言説 |
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第6章 安全保障化への抗い |
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1.脅威の解体に向けて 2.安全保障化への対抗 3.脱安全保障化とレジリエンス-ライシテ監視機構の活動 |
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終章 安全保障という政治が行き着く先 |
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1.安全保障化から脱安全保障化へ 2.今後の課題に向けて |