タイトルコード |
1000101066437 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
外交・安全保障政策から読む欧州統合 |
書名ヨミ |
ガイコウ アンゼン ホショウ セイサク カラ ヨム オウシュウ トウゴウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中内 政貴/編
田中 慎吾/編
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著者名ヨミ |
ナカウチ マサタカ タナカ シンゴ |
出版地 |
吹田 |
出版者 |
大阪大学出版会
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-87259-772-1 |
ISBN |
4-87259-772-1 |
数量 |
12,397p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.3
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件名 |
ヨーロッパ統合
ヨーロッパ連合
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内容紹介 |
幾多の困難によって岐路に立たされる欧州統合の限界を、外交・安全保障分野の諸政策から考察。中東和平問題、対中外交など、その外縁からも議論し、欧州統合の行く末を考える際に必要な判断材料を提供する。 |
著者紹介 |
博士(国際公共政策)。上智大学総合グローバル学部・教授。 |
目次タイトル |
序章 外交、安全保障政策から欧州統合を読む |
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はじめに 1.初期の試みの挫折 2.外交、安全保障政策の統合の本格化 3.各章の紹介 |
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第1部 外交政策から読む欧州統合 |
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第1章 EU拡大プロセスの再検討 |
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はじめに 1.EU拡大の効果と問題点-既存の研究から見えてくるもの 2.欧州委員会による対応 3.考察-なぜEU拡大プロセスは変わらないのか? おわりに |
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第2章 英国にとっての欧州統合とは何か |
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はじめに 1.欧州統合の始動と英国のスタンス 2.英国の対EURATOM設立交渉 3.EURATOM誕生と英国外交の変化 おわりに |
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第3章 欧州統合と中東和平問題 |
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はじめに 1.中東和平問題における役割の模索 2.EUの規範的パワー論と差異化戦略 3.EUの差異化戦略の継続とイスラエルの対応 おわりに |
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第4章 EUと西サハラ問題 |
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はじめに 1.西サハラ問題の歴史的経緯と国際政治における位置 2.モロッコの攻勢に揺さぶられる欧州 3.EUモロッコ農水産品自由貿易協定および漁業連携協定をめぐる問題 おわりに |
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第5章 AU・EUサミットに見るアフリカ安全保障 |
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はじめに-分析の射程 1.アフリカ安全保障問題をめぐるAU・EUサミットの動向 2.「EU」の視角と「AU」の視角 おわりに-アフリカと欧州の双方の研究視点を共有する |
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第6章 政治と経済の間で揺れる中・欧関係 |
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はじめに 1.パンデミック下の中国による欧州への外交攻勢 2.中国とEU指導者らとの特別オンライン首脳会談 3.中国とEUとの包括的投資協定の原則合意 おわりに |
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第7章 EUにおける難民受入の可否をめぐる議論の諸潮流 |
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はじめに 1.欧州における移民・難民政策の歴史 2.難民の大量流入とEU共通の移民政策の機能不全 おわりに |
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第2部 安全保障政策から読む欧州統合 |
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第8章 欧州統合と核兵器 |
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はじめに 1.欧州諸国の核をめぐる分断と核不拡散問題に対する姿勢 2.核拡散という脅威認識の共有 3.統一された核不拡散政策としてのイラン外交 おわりに |
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第9章 欧州安全保障と核抑止 |
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はじめに 1.欧州安全保障における核抑止の構図とロシアの核の脅威 2.ポスト冷戦期からBrexitに至る英国の核兵器政策 3.フランス・ドイツによる欧州の戦略的自律論と核抑止 おわりに |
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第10章 EUにおけるテロ予防のローカル・ガバナンスの可能性と課題 |
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はじめに 1.欧州における過激化問題とEUの対策 2.EU加盟国による過激化対策-オランダの取り組みを事例として 3.考察 おわりに |
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第11章 東欧諸国の市民ボランティア武装組織・パラミリタリー |
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はじめに 1.パラミリタリーの定義 2.バルト三国およびポーランドのパラミリタリー概要 3.パラミリタリーの活発化の要因 4.時代に適応するパラミリタリー おわりに |
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第12章 欧州のエネルギー安全保障 |
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はじめに 1.分析枠組み 2.欧州のパイプラインをめぐるポリティクス 3.欧州の政策立案者および有識者へのインタビュー おわりに |
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第13章 北欧防衛協力(NORDEFCO)の進展の要因とその役割についての考察 |
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はじめに 1.冷戦期における北欧5カ国の安全保障・防衛政策の動向 2.欧州安全保障体制の中での協力体制の土台形成 3.北欧防衛協力(NORDEFCO)の発足 4.対ロシアの脅威認識の変化と協力の進展 おわりに |