タイトルコード |
1000101130370 |
書誌種別 |
図書(児童) |
書名 |
食べものから学ぶ現代社会 |
書名ヨミ |
タベモノ カラ マナブ ゲンダイ シャカイ |
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私たちを動かす資本主義のカラクリ |
叢書名 |
岩波ジュニア新書
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叢書番号 |
980 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
平賀 緑/著
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著者名ヨミ |
ヒラガ ミドリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2024.1 |
本体価格 |
¥940 |
ISBN |
978-4-00-500980-0 |
ISBN |
4-00-500980-0 |
数量 |
20,194p |
大きさ |
18cm |
分類記号 |
611.38
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件名 |
食糧問題
資本主義
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学習件名 |
資本主義 食料問題 こむぎ グローバリゼーション 金融 |
内容紹介 |
豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからかもしれない。食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解き、資本主義のカラクリを解き明かす。 |
著者紹介 |
広島出身。京都大学博士(経済学)。京都橘大学経済学部准教授。立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。著書に「食べものから学ぶ世界史」「植物油の政治経済学」がある。 |
目次タイトル |
はじめに |
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今の世の中、なんで??…と思ったら 食べものから現代社会を考える この本の読み方 |
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序章■資本主義経済のロジックを考える〜セオリーとリアルのズレ |
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経済モデルと現実の世界とは違う 使うためのモノと売るためのモノは違ってくる 「使える」価値より「売れる」価値 売らなくては儲からない、売り続けなくては成長できない 需要は供給側が促し、取引はマネーゲーム化している 資本主義的食料システム |
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1章■小麦を「主食」にした政治経済の歴史 |
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ウクライナ戦争によって世界が飢える!? 食べものから、売って儲ける「商品」へ 小麦を大量生産・大量消費するとは 近代日本に輸入された「メリケン粉」 売り続けなくては成長できない 小麦の価格も「金融商品」に |
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2章■現代社会のグローバル化〜「比較優位」とは思えないモノカネの動き |
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グローバリゼーションと貿易拡大の背景 「肥満を促す食環境」も輸出する 米国→メキシコの話 アグリフード・グローバル・バリュー・チェーンの発展 食品も「Assembled in Japan(日本で組み立て)」? 輸入品はなぜ安い? 食や農も組み込まれているタックスヘイブンの世界 なぜタックスヘイブンを理解することが重要なのか |
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3章■現代社会の巨大企業〜「完全競争市場」なんてどこに? |
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貿易の主体は企業 巨大化するアグリフードビジネス 日本のアグリビジネスと食料自給率 輸入原料を多用する食品製造業における企業集中 現在の総合商社と大手食品企業群 巨大企業が求めた、原料の大量調達と商品の大量販売 大きいことは良いことか? |
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4章■現代社会の「金融化」〜「潤滑油」というよりギャンブラー |
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「金融」「金融化」とは 食べものも農地も金融商品に すべての取引がマネーゲームに なぜ、これほど金融中心の世界になったのか(背景) 現在の「資本家」とは誰のこと? 金融本来の機能を取り戻す |
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5章■現代社会の技術革新とデジタル化〜イノベーションで世界を救う? |
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イノベーションは誰のため? 投資や投機は新しい技術を求める ビッグデータを握るのは誰? 技術と人と自然と |
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おわりに |
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現在の経済学の課題は、成長より「格差」 資本主義経済が削ってきたもの 小さく、分散して、自主的に動き始める |
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注 |
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あとがき |