タイトルコード |
1000101153910 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
大正・昭和期日本陸軍のメディア戦略 |
書名ヨミ |
タイショウ ショウワキ ニホン リクグン ノ メディア センリャク |
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国民の支持獲得と武器としての宣伝 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石原 豪/著
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著者名ヨミ |
イシハラ スグル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有志舎
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出版年月 |
2024.4 |
本体価格 |
¥6400 |
ISBN |
978-4-908672-74-3 |
ISBN |
4-908672-74-3 |
数量 |
8,296,4p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
396.21
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件名 |
陸軍-日本
宣伝
マス・メディア-歴史
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注記 |
文献:p282〜292 |
内容紹介 |
大正・昭和初期、国民の支持獲得のために宣伝を実施した日本陸軍。弾圧と抵抗といった枠に収まりきらない軍隊と国民、それらを媒介するメディアの関係に注目し、陸軍による宣伝をメディア戦略として描き出す。 |
著者紹介 |
山梨県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。同大学兼任講師。博士(史学)。 |
目次タイトル |
序章 陸軍のメディア戦略からなにを読みとるのか |
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1 “権力”と“メディア”の関係をどのように描くか 2 先行研究の整理 3 問題の限定 4 各章の概要 |
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第一部 メディア戦略への胎動 |
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第一章 メディアに脅かされる陸軍 |
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1 「奈良武次日記」と大正初期における陸軍のメディア対策 2 陸軍省副官と新聞記者との交流 3 シベリア出兵と新聞班の設立 |
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第二章 試行錯誤から実践へ |
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1 陸軍の宣伝技術はどのように磨かれていったのか 2 第一次世界大戦の教訓としての「軍民一致」 3 拡大する軍事思想普及方法 4 第二次山東出兵における宣伝活動の実践 5 国民の士気と反戦運動 |
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第三章 陸軍宣伝の転換国防思想普及 |
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1 国防思想普及に着目する理由 2 「反軍思想」に関する陸軍内の認識 3 国防思想普及計画の作成 4 軍制改革と満蒙問題 |
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第四章 肩を組む陸軍とメディア |
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1 娯楽の宣伝利用 2 満洲事変に対する国内の論調 3 関心低下に対する陸軍の対応 4 陸軍による演芸人の利用 |
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第二部 メディア戦略の展開 |
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第五章 外交の背後にある世論と世論の背後にいる陸軍 |
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1 外交政策と世論 2 満洲事変勃発と国際連盟の関与 3 国際連盟脱退へ |
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第六章 引き起こされた「陸軍パンフレット問題」 |
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1 陸軍による政治関与の本格化 2 陸軍中央の動向と「危機」の強調 3 陸軍による言論活動の活発化 4 『国防の本義と其強化の提唱』の発表とその影響 |
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第七章 「大衆」の獲得へ |
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1 陸軍の行動と国民の支持 2 二・二六事件の発生と「粛軍」の実施 3 官制による情報委員会の設立 4 政局への介入と「時局宣伝計画」 |
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第八章 戦争の時代 |
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1 戦争の全面化とマス・メディアの協力 2 日中戦争の始まりと厭戦感情に対する警戒 3 戦争の長期化と新聞班 |
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終章 陸軍のメディア戦略からなにを読みとれたのか |