タイトルコード |
1000101180644 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
韓国軍事主義の起源 |
書名ヨミ |
カンコク グンジ シュギ ノ キゲン |
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青年朴正煕と日本陸軍 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
カーター・J.エッカート/編
松谷 基和/訳
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著者名ヨミ |
カーター J エッカート マツタニ モトカズ |
著者名原綴 |
Eckert Carter J. |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2024.8 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-7664-2976-3 |
ISBN |
4-7664-2976-3 |
数量 |
18,458,34p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
221.06
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件名 |
朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910〜1945)
朝鮮-国防
陸軍-日本
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個人件名 |
朴 正煕 |
注記 |
原タイトル:Park Chung Hee and modern Korea |
注記 |
文献:巻末p9〜32 |
内容紹介 |
満洲国軍官学校で、朴正煕は何を血肉化したのか。「軍事主義」をキーワードに、朴正煕らが育った歴史的背景と、彼らが受けた満洲国と日本での士官学校教育の意味を、朝鮮近現代史の視座から問い直す。 |
著者紹介 |
シカゴ生まれ。シアトルのワシントン大学で博士号を取得。ハーバード大学東アジア言語・文明研究科教授。著書に「日本帝国の申し子」がある。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一部 軍事化の歴史的背景 |
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第一章 軍事化の時代 |
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時間軸 グローバルな連環 朝鮮王朝軍 軍事化の第一波 大院君による初期の軍事化 新しい軍事知識の流入 朝士視察団 一八八〇年代の軍事化-高宗主導の国家改革 一八九四年以後の軍事化 大韓帝国期の軍事化 新軍の創設 軍の拡大と発展-一八九五〜一九〇四年 |
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第二章 精神の軍事化 |
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兪吉濬(一八五六〜一九一四年) 朴泳孝(一八六一〜一九三九年) 「武徳」という価値 朝鮮王朝末期の武徳 併合後への影響と連続性 |
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第三章 場所と人の軍事化 |
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軍事化の第二波と植民地朝鮮の学校 士官学校の歴史 軍事化の第二波と士官学校 満洲国軍 中央陸軍訓練処 満洲国軍官学校 満洲国軍官学校の生徒 軍への愛着 ナショナリズムという問い 軍校生活への姿勢 将校を目指す男、朴正煕 模範的な生徒、朴正煕 熱狂的な生徒、朴正煕 |
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第二部 士官学校の文化と行動様式 |
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第四章 政治と職分 |
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場所 外観 言語 身体 娑婆からの隔離 軍の枢軸 侍の英雄との絆 明治維新の後継者 戦勝の歴史の後継者 天皇の股肱 象徴的存在としての天皇 物理的な存在としての天皇 |
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第五章 政治と権力 |
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反逆としての明治維新 脆弱な憲法体制 陸軍と世論の反応 朝鮮王朝後期との共通点 一九三〇年代に受け継がれた朝鮮王朝の伝統 青年将校の士官学校への根強い影響 満洲事変の遺産 政治的避難所としての満洲 満洲国における軍官学校の位置づけ 陸士での根強い昭和維新支持 |
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第六章 国家と社会 |
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前近代の遺産 資本主義に対する批判 革命-マルクス主義と左翼 日本帝国内のマルクス主義と民族的ナショナリズム 軍校での革命活動 士官学校内のマルクス主義研究会 満系内の朝鮮人生徒 改革-昭和維新主義者 資本主義による「悲惨なる壊滅」 革命ではなく「革新」 国家の毒としての資本主義 支配ではなく触媒としてのクーデター 一九四〇年代の陸士における昭和維新主義 統制-総力戦イデオロギー 陸軍の教義としての総力戦 総力戦と資本主義 軍官学校における総力戦シナジー 原案-基本計画 団結 総力戦の教育 |
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第七章 戦術と精神 |
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攻撃の教義 士官学校における攻撃理論 学校での攻撃教育 攻撃の演習 攻撃の指導教官 田原耕三 「攻撃精神」と意志 士官学校における意志の鍛錬-教室内 学校での意志の鍛錬-教室外 士官学校での意志教育-「ズベル」 学校での意志鍛錬-隊舎内 必勝の信念 戦術と精神を体現する剣道 戦争末期の激烈さ |
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第八章 秩序と規律 |
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日常生活の秩序と規則 服従とヒエラルキー 階級間の双務的関係性 規則を支える例外 上部からの監視 内部からの監視 自己検閲 懲罰 学校の伝統としての「殴打」 |
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結論 |
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軍官学校の終焉 陸軍士官学校の終焉 新たな始まり |