タイトルコード |
1000101190549 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世旗本知行と本貫地支配 |
書名ヨミ |
キンセイ ハタモト チギョウ ト ホンガンチ シハイ |
叢書名 |
近世史研究叢書
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叢書番号 |
59 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
澤村 怜薫/著
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著者名ヨミ |
サワムラ レイカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩田書院
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出版年月 |
2024.9 |
本体価格 |
¥8600 |
ISBN |
978-4-86602-172-0 |
ISBN |
4-86602-172-0 |
数量 |
396,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.5
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件名 |
旗本
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内容紹介 |
近世初期に知行割された旗本知行を主な分析対象に据え、関東領国における旗本知行の編成原理と特質、一旗本家をめぐってその存在が想定される社会構造と特質、旗本家菩提寺ひいては本貫地に対する旗本家の意識を解明する。 |
目次タイトル |
序章 旗本知行研究と本書の研究視角 |
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第一節 旗本知行研究の成果と課題 第二節 本書の分析視角 第三節 分析対象の概観 第四節 本書の課題と構成 |
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第一編 関東の所領編成原理と旗本知行 |
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第一章 大名家領分と旗本知行所の再編過程 |
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はじめに 第一節 近世前期における武蔵国忍城周辺の所領編成 第二節 元禄期関東における所領再編方針の再検討 第三節 城附最寄村替と旗本知行代知割の実態 結び |
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第二章 旗本家本貫地の形成と特質 |
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はじめに 第一節 天正期知行割と所領変動 第二節 旗本家の菩提寺と本貫地 第三節 天保上知令と本貫地認識 第四節 慶応期の本貫地認識 結び |
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第二編 「旗本社会」の構造と秩序 |
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第一章 大番筋旗本家における勝手賄いの特質 |
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はじめに 第一節 都筑家家政の仕法替と長谷川彦八家 第二節 知行所の賄方運営と親類家 第三節 賄方諸勘定の取調と文書管理 第四節 嘉永期以降の都筑家家政 結び |
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第二章 両番筋旗本家における勝手賄いと地域社会 |
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はじめに 第一節 旗本江原家と知行所下鶴間村 第二節 江原家家政と下鶴間村長谷川彦八家 第三節 天保期以降の長谷川彦八家と領主財政 結び |
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第三章 旗本相給村落の運営と知行・集落 |
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はじめに 第一節 下鶴間村の村政運営 第二節 村内集落「公所」と「宿」 第三節 相給争論 結び |
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第四章 「雇」用人の登用・罷免と旗本親類家の役割 |
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はじめに 第一節 旗本都筑家の系譜と親類縁戚 第二節 「雇」用人の知行所出役の背景 第三節 「雇」用人の行動と知行付百姓の眼差し 第四節 知行付百姓による「雇」用人忌避運動の展開 結び |
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第五章 旗本用人社会と知行所村役人の「譜代意識」 |
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はじめに 第一節 旗本用人社会の展開 第二節 知行所村役人の「譜代意識」 結び |
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第三編 旗本家の菩提寺と家意識 |
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第一章 旗本家の菩提寺の成立と展開 |
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はじめに 第一節 高木家の系譜と知行地・菩提寺 第二節 葬地廣正寺の成立 第三節 葬地廣正寺の支配と護持 第四節 祈願所回向寺と高木家 結び |
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第二章 旗本家の由緒と家職ゆかりの知行地 |
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はじめに 第一節 忍城番・代官と知行地 第二節 忍・鴻巣御鷹場村々の比定 第三節 忍領代官家の由緒と忍・鴻巣地域 結び |
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第三章 旗本家の菩提寺と葬送儀礼 |
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はじめに 第一節 旗本酒依家の知行所と菩提寺 第二節 旗本当主の葬送儀礼と菩提寺 第三節 旗本家族の葬送儀礼・法事と菩提寺 結び |
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結章 本書の総括と展望 |
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第一節 関東における旗本知行所の編成と特質 第二節 旗本「御家」の観念と社会 第三節 旗本家の本貫地・菩提寺と由緒 第四節 課題と展望 |