タイトルコード |
1000100941239 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
個性化における「私」と「身体」 |
書名ヨミ |
コセイカ ニ オケル ワタシ ト シンタイ |
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アニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』と『イノセンス』の分析を通じて |
叢書名 |
ユング派分析家資格取得論文シリーズ
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叢書番号 |
第2巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齋藤 眞/著
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著者名ヨミ |
サイトウ マコト |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
創元社
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出版年月 |
2021.11 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-422-11760-7 |
ISBN |
4-422-11760-7 |
数量 |
11,163p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
146.1
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件名 |
精神分析
アニメーション
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個人件名 |
押井 守 |
内容紹介 |
私とは何か、私がいる現実とは何か。心理臨床の根本的な出発点となる「私」、そして「私」がこの世に身を置くための基盤となる「身体」を切り口として、映画監督・押井守の発言や作品を手がかりに、心理臨床の意味を問い直す。 |
著者紹介 |
1963年生まれ。京都大学博士(教育学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。愛知学院大学心身科学部教授。専門は臨床心理学、心理療法論。著書に「現代青年の理解の仕方」など。 |
目次タイトル |
第1章 目的と問題の焦点化 |
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1.目的 2.基本的観点 |
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第2章 映画監督・押井守 |
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1.押井守 2.テレビアニメ制作の現場 3.映画へのこだわり 4.アニメ映画監督 5.アニメ監督としての挫折 6.アニメ映画監督としての再生 7.日本の平和や戦争についての押井の思い |
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第3章 アニメ映画『攻殻機動隊』(前半) |
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1.時代設定を示す最初の場面 2.登場人物の特徴を示す場面 3.主題の先取り 4.アニメ映画世界の説明と“攻性” 5.見えなくなる体とあやつられる記憶 |
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第4章 アニメ映画『攻殻機動隊』考察(前半)の考察 |
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1.街の情景 2.レイアウトを通じて演出される情景 |
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第5章 アニメ映画『攻殻機動隊』(後半) |
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1.主人公の心情深化と映画主題を提示する場面(遠景との関わり) 2.主人公の心情深化(中景との関わり) 3.義体の中の“ゴースト”? 4.“人形使い”との対面 5.廃噓と化した博物館での戦闘 6.“人形使い”との融合 |
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第6章 アニメ映画『攻殻機動隊』(後半)の考察 |
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1.影との直面化 2.押井の中の女性像とその影 3.押井の中の少女像 |
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第7章 アニメ映画『イノセンス』 |
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1.『攻殻機動隊』から『イノセンス』(2004年、押井53歳)への情況 2.『イノセンス』のストーリー展開 |
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第8章 アニメ映画『イノセンス』の考察 |
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1.アニメのキャラクターの体を主題化することでアニメーション映画を問うこと 2.内容主題的に体を問うこと 3.問われている「体」 4.人形と犬 5.想いを残すということ 6.この世にいるということ |
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第9章 総合考察 |
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1.押井を通じてクローズアップされる日本人ならではの課題 2.映画を通じて象徴される個性化の過程・分析心理学的過程 3.心理臨床への視点 |