タイトルコード |
1000101065887 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
カントの道徳的人間学 |
書名ヨミ |
カント ノ ドウトクテキ ニンゲンガク |
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性格と社交の倫理学 |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
124 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高木 裕貴/著
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著者名ヨミ |
タカキ ユウキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-8140-0470-6 |
ISBN |
4-8140-0470-6 |
数量 |
10,410p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
134.2
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個人件名 |
Kant Immanuel |
注記 |
文献:p389〜400 |
内容紹介 |
カントには厳格な定言的命法に支えられた道徳形而上学とより現実的な人間学がある。道徳的人間学を、道徳形而上学と人間学との邂逅点とする視点に立ち、カントの豊かな人間味あふれる社交の倫理学を描き出す。 |
著者紹介 |
兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立命館大学非常勤講師。専門は、カント哲学、倫理学など。 |
目次タイトル |
序論 問題設定 |
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第1章 道徳的人間学への展望 |
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はじめに 第1節 道徳形而上学としての道徳哲学 第2節 カント道徳哲学への批判 第3節 道徳的人間学としての道徳哲学 第4節 著作としての『人間学』 第5節 補論-『教育学』の問題 おわりに |
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第2章 性格基礎論 |
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はじめに 第1節 晩年期における性格概念を特徴づける 第2節 性格と道徳 第3節 性格と尊厳 第4節 性格と徳 第5節 補論-二元論的性格概念 おわりに |
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第3章 性格形成論 |
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はじめに 第1節 性格と従順 第2節 性格と誠実性 第3節 自分で考えるとはどういうことか 第4節 啓蒙と先入見 第5節 自分で考えることと他者と共に考えること 第6節 性格の三つの格率 おわりに |
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コラム(1)社交家カント |
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第4章 社交論 |
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はじめに 第1節 理性の公的使用論 第2節 『普遍史の理念』における非社交的社交性論 第3節 『宗教論』における非社交的社交性論 第4節 『人間学』における社交論 第5節 談話と議論の緊張関係 第6節 遊びとしての議論 おわりに |
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コラム(2)社交論の歴史-ドイツ編 |
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第5章 礼儀作法論 |
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はじめに 第1節 『人間学』における礼儀作法論 第2節 『道徳形而上学』における礼儀作法論 第3節 世間的怜悧としての礼儀作法 第4節 許された道徳的仮象としての礼儀作法 第5節 欺瞞と錯覚 第6節 自己の道徳化 第7節 他者の道徳化 おわりに |
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コラム(3)社交論の歴史-イギリス編 |
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第6章 信頼論 |
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はじめに 第1節 カントの問題意識 第2節 予備的考察 第3節 徳論における友情論 第4節 徳の義務としての信頼 第5節 道徳哲学講義における友情論 第6節 信頼論の三つのテキスト 第7節 感性的信頼の可能性 第8節 怜悧としての信頼 第9節 信頼と信仰 おわりに |
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コラム(4)社交嫌いの哲学者-ショーペンハウアー |
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結論 道徳的人間学の意義 |
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第1節 性格論と社交論 第2節 性格論・社交論と道徳的人間学 第3節 道徳的人間学と道徳形而上学 第4節 本書の残された課題 |