タイトルコード |
1000100585314 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本近現代文学における羊の表象 |
書名ヨミ |
ニホン キンゲンダイ ブンガク ニ オケル ヒツジ ノ ヒョウショウ |
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漱石から春樹まで |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
江口 真規/著
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著者名ヨミ |
エグチ マキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2018.1 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-7791-2411-2 |
ISBN |
4-7791-2411-2 |
数量 |
260p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.26
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件名 |
日本文学-歴史-近代
動物(文学上)
ひつじ(羊)
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注記 |
文献:p245〜251 |
内容紹介 |
夏目漱石「三四郎」、大江健三郎「人間の羊」、村上春樹「羊をめぐる冒険」…。彼らが描く「羊」とは何者なのか? アニマル・スタディーズの手法で文学に現れる「羊」を辿り、近現代日本社会の支配関係を見る。 |
著者紹介 |
1987年熊本県生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻博士課程修了。博士(文学)。秋田県立大学総合科学教育研究センター助教。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一節 本書の目的と問題設定 第二節 先行研究と本書の位置付け 第三節 本書の構成と各章の概要 |
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第一章 夏目漱石『三四郎』-「迷羊」の起源とその解釈 |
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第一節 はじめに 第二節 「迷える羊」-『新約聖書』と『トム・ジョウンズ』との比較 第三節 「堕落女学生」美禰子 第四節 「書く女」としての可能性の否定-アフラ・ベーンへの言及を通して 第五節 漱石の英文学研究と羊 第六節 終わりに |
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第二章 江馬修『羊の怒る時』-関東大震災の怒れる民衆 |
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第一節 はじめに 第二節 江馬修の経歴と『羊の怒る時』 第三節 「羊の怒る時」と地震の発生-黙示録的解釈 第四節 群れるものとしての羊 第五節 『臺灣日日新報』への掲載理由 第六節 『羊の怒る時』に描かれた社会主義者弾圧の諸相 第七節 「羊を怒らすこと勿れ」-羊飼いへの警鐘 第八節 終わりに |
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第三章 らしゃめんの変容-唐人お吉物語から「人間の羊」まで |
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第一節 はじめに 第二節 らしゃめんの起源とその変遷 第三節 唐人お吉物語-十一谷義三郎の作品を中心に 第四節 戦後占領期のらしゃめん-パンパンとの比較 第五節 高見順『敗戦日記』-去勢された小羊 第六節 大江健三郎「人間の羊」-《羊たち》の沈黙 第七節 終わりに |
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第四章 安部公房の植民地経験と羊-満洲の緬羊政策と牧歌的風景の構築 |
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第一節 はじめに 第二節 変形譚としての「詩人の生涯」-「綿」から「ジャケツ」へ 第三節 「詩人の生涯」と『詩集下丸子』 第四節 戦後日本と満洲の緬羊飼育-ホームスパンと「ジンギスカン」 第五節 安部公房の植民地経験と羊 第六節 「盲腸」・「羊腸人類」・『緑色のストッキング』-羊の腸を移植される人間 第七節 終わりに |
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第五章 村上春樹『羊をめぐる冒険』-「迷羊」の継承と羊に取り憑かれた者たち |
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第一節 はじめに 第二節 村上春樹作品における羊と『三四郎』からの影響 第三節 観光牧場の誕生-高度経済成長期の緬羊飼育 第四節 日本近代の象徴としての羊-羊博士・アイヌ青年・羊男 第五節 羊博士の「羊つき」-憑き物から精神病へ 第六節 先生の「羊つき」-身体と精神のコントロール・テクノロジー 第七節 終わりに-「鼠」の「羊つき」と羊の消滅 |
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終章 |