タイトルコード |
1000101088025 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
未完のプロジェクトとコミュニケーション |
書名ヨミ |
ミカン ノ プロジェクト ト コミュニケーション |
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アーレント,バトラー,ハーバーマス,カントを参照して |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
舟場 保之/著
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著者名ヨミ |
フナバ ヤスユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7710-3766-3 |
ISBN |
4-7710-3766-3 |
数量 |
7,237p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
311.1
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件名 |
政治哲学
コミュニケーション
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注記 |
文献:p223〜231 |
内容紹介 |
コミュニケーションは、未完のプロジェクト-規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、カントらの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。 |
著者紹介 |
東京生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。同大学文学部教授。共編著に「批判的社会理論の今日的可能性」など。 |
目次タイトル |
序論 |
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第Ⅰ部 カントのコミュニケーション論的転回 |
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第1章 カントとハーバーマスにおけるシニシズム批判 |
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1 「理論と実践」 2 妥当要求 3 「啓蒙とは何か」 4 シニシズム批判 |
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第2章 カント「噓」論文における啓蒙とコミュニケーション論の可能性 |
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1 問題の所在 2 ハーバーマスの妥当要求 3 「噓」論文についてのひとつの解釈案 4 啓蒙とコミュニケーション論の可能性 |
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第3章 カントにおけるポスト慣習的道徳とコミュニケーションの可能性 |
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1 前慣習的/慣習的/ポスト慣習的レヴェル(pre‐/conventional/post‐) 2 ヘルスターおよびヘッフェの解釈 3 ポスト慣習的道徳とコミュニケーション 4 結びに代えて |
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第4章 カントにおける「論証すること」と第3アンチノミー |
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1 なぜ「2つの因果性は両立しうる」と言えるのか 2 「2つの因果性は両立しうる」と言えるための論拠は説得力を欠く 3 討議理論の視点を導入する 4 結びに代えて |
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第5章 カントにコミュニケーション合理性を読み込む可能性について |
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1 「純粋な心情」を要求する心情倫理には問題がある 2 ひとりでは規則に従うことはできない 3 格率論にはコミュニケーション合理性がともないうるのでなければならない 4 平和は各国家の道徳性に依存するのではない おわりに |
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第Ⅱ部 人権とコミュニケーション |
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第6章 連帯と人民主権についての実体論的理解 |
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1 人民主権の実体論的理解 2 ホネットの連帯論とシュミット 3 カント-ハーバーマスの手続き主義的法的体制論 |
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第7章 多様な利害と手続き主義 |
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1 <市民社会>とカントの市民的-法的体制 2 3つの規範モデル |
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第8章 介入と人権 |
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1 一国主義(Unilateralismus)と多国間主義(Multilateralismus) 2 マウスにおける国家主権-人民主権-人権 3 ハーバーマスにおける人権 4 緊急権 |
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第9章 道徳的権利ではなく,法理的権利としての人権について |
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1 道徳的自己承認と人権への権利 2 ヘッフェへの反論 3 ケーラーへの反論 4 アーペルによる批判とハーバーマスによるEU論の射程 |
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第10章 EUの正統性とそのポテンシャリティ |
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1 EUの正統性に向けて 2 EUの正統性に関する「第2の革新」 3 世界市民体制の正統性へ向けて |
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第Ⅲ部 異議申し立てとコミュニケーション |
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第11章 ハーバーマスの「曲解」と首尾一貫したアーレントの思想 |
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1 活動,言論.政治そして自由は,人間の複数性という条件に対応している 2 ハーバーマスはアーレントの権力論を曲解する 3 アーレントの一貫性は共同体感覚へ至る 4 共同体感覚論はネオ・アリストテレス主義に似ている |
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第12章 いかにうまくトラブルを起こすか |
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1 なぜアーレントが再読されるのか 2 アイデンティティは議論の余地のない事柄か 3 「ポジショナリティ」はアイデンティティ・ポリティクスの問題を克服できない 4 異議申し立てが異議申し立てとして認知される条件とは おわりに |
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第13章 どのようにして異議申し立てを行うか |
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1 アーレントによるレッシング賞受賞講演 2 市民的不服従 3 遂行的矛盾 おわりに |
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第14章 手続きとしての公表性がもつポテンシャリティ |
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1 ハーバーマスの<市民社会>とカントの「法的(外的)自由」 2 公法の超越論的定式と<市民社会> 3 異議申し立てと妥当性の更新 |