タイトルコード |
1000100052828 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
認知日本語学講座 第7巻 |
巻次(漢字) |
第7巻 |
書名ヨミ |
ニンチ ニホンゴガク コウザ |
各巻書名 |
認知歴史言語学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山梨 正明/編
吉村 公宏/編
堀江 薫/編
籾山 洋介/編
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著者名ヨミ |
ヤマナシ マサアキ ヨシムラ キミヒロ ホリエ カオル モミヤマ ヨウスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
くろしお出版
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出版年月 |
2013.3 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-87424-587-3 |
ISBN |
4-87424-587-3 |
数量 |
13,255p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
810.1
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件名 |
日本語
認知言語学
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各巻件名 |
日本語-歴史 |
注記 |
文献:p235〜249 |
内容紹介 |
歴史言語学で伝統的に問われ続けてきたトピックを、認知言語学の視点から捉え直す試み。「文法化」並びに「(間)主観化」を中心課題に、日本語の歴史との「対話」を通じて、言語変化の動機づけを考察する。 |
著者紹介 |
京都大学教授。 |
目次タイトル |
第1章 日本語存在表現の文法化-認知言語学と歴史言語学の接点を探る- |
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1.1 はじめに 1.2 文法化理論から見た存在表現の文法化 1.3 存在表現の歴史的変遷の概要 1.4 存在構文に基づくテイル・テアル構文 1.5 おわりに |
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第2章 テンス・アスペクトの文法化と類型論-存在と時間の言語範疇化- |
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2.1 はじめに 2.2 伝統的日本語研究におけるテンス・アスペクト・モダリティ論 2.3 認知文法から見たテンス・アスペクト・モダリティ 2.4 文法化理論から見たテンス・アスペクトの発展 2.5 東アジア諸言語における存在表現の文法化とテンス・アスペクト 2.6 おわりに |
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第3章 言語相対的差異と単方向仮説-可能表現の文法化・(間)主観化- |
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3.1 はじめに 3.2 主観化と主体化 3.3 言語相対論と文法化 3.4 可能表現の文法化経路 3.5 英語可能表現の文法化 3.6 出来事指向的用法と話者指向的用法 3.7 日本語可能表現の文法化 3.8 日本語における認識的可能用法と許可用法 3.9 日英語に見られる可能表現発達の差異 3.10 おわりに |
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第4章 節間の結合に関わる文法化・(間)主観化-複文構造から言いさし構文へ- |
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4.1 はじめに 4.2 節の融合度 4.3 「ば」の発達-共通参与者項の存在 4.4 トピック性と条件 4.5 節間の意味的依存関係 4.6 対称読み「ば」の発生 4.7 連続性の緩み 4.8 後続節を持たない「ば」 4.9 接続機能の希薄化と(間)主観性 4.10 おわりに |
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第5章 類似性から派生する(間)主観的用法-直喩から引用導入機能への文法化- |
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5.1 はじめに 5.2 直喩から引用導入機能へ-通言語的文法化経路の存在 5.3 新ぼかし表現に対する意識-陣内(2006)によるアンケート調査から 5.4 直接性の回避とことばの変化 5.5 直喩から引用導入機能へ-「みたいな」とlikeの発達 5.6 Likeが伝達しうる話し手の心的態度 5.7 「みたいな」が表しうる話し手の心的態度 5.8 ヘッジと間主観化 5.9 おわりに |
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第6章 複合動詞の歴史的拡張-ポライトネスから文法化へ- |
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6.1 はじめに 6.2 複合動詞の構成度 6.3 主観性とポライトネス 6.4 主観性の強化による創発 6.5 複合名詞への拡張 6.6 おわりに |
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第7章 名詞句の語用論的解釈-主観性の強化が織り成す複合名詞の諸相- |
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7.1 はじめに 7.2 複合名詞の創発と文法化 7.3 複合名詞のフレーム 7.4 助詞「の」の文法化 7.5 体制化による構成要素の複合 7.6 創発性のダイナミズム 7.7 「計量」表現の認知歴史的変遷 7.8 おわりに |