タイトルコード |
1000101239725 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
死とオベリスク |
書名ヨミ |
シ ト オベリスク |
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墓石のグローバル・ヒストリー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
冨澤 かな/著
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著者名ヨミ |
トミザワ カナ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
中央公論美術出版
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出版年月 |
2025.3 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-8055-0998-2 |
ISBN |
4-8055-0998-2 |
数量 |
362p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
385.6
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件名 |
墳墓-歴史
墓碑
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注記 |
文献:p333〜346 |
内容紹介 |
古代エジプトの柱状建築物「オベリスク」。その意匠は、近代西洋世界の墓地において新たな墓として普及した。インドのイギリス人墓地を起点にオベリスク型墓石の展開を考察する。 |
著者紹介 |
東京大学大学院博士課程修了。同大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学専門分野准教授(死生学応用倫理専門分野兼務)。博士(文学)。専門は宗教学。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 カルカッタの白亜のオベリスク 2 オベリスクとは何か 3 オベリスクと墓と太陽 4 十九世紀 5 カルカッタからオベリスクの旅へ |
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第一章 カルカッタ(1) |
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1 サウス・パーク・ストリート・セメタリー 2 オベリスク型墓石を数えてみる 3 「オリエンタリズム」とサウス・パーク・ストリート・セメタリーの壮麗 |
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第二章 ローマ(1) |
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1 「オベリスクの都市」 2 アウグストゥスの二本のオベリスクと太陽信仰(前一世紀) 3 カリグラとドミティアヌスのオベリスク(一世紀) 4 ハドリアヌスのオベリスク 5 イシス神殿のオベリスク(一〜二世紀) 6 ローマ製のオベリスク(一〜四世紀?) 7 最大で最古、かつ最新 8 太陽とキルクスとイシス |
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第三章 ローマ(2) |
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1 教皇とローマとオベリスク 2 ヴァティカン・オベリスク 3 ペトロの殉教と古代建築 4 ベルニーニとキルヒャーと新しいオベリスク 5 「オベリスクの都市」の完成へ |
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第四章 ローマ、ロンドン、そして墓 |
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1 小さいオベリスク(1) 2 小さいオベリスク(2) 3 小さいオベリスク(3) 4 平たいオベリスク 5 心臟墓碑とオベリスク 6 カストルム・ドロリス |
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第五章 ヨーク、ロンドン、スーラト |
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1 都市の広場のオベリスク 2 ホークスムアとオベリスクとピラミッド 3 オベリスクの広がりとヴァンブラの存在 4 ヴァンブラとオベリスクとスーラトの墓地 |
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第六章 サーンチー、アーグラー、スーラト |
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1 シュマシャーナ、ストゥーパ、サマーディ 2 ダルガーからタージ・マハルへ 3 チャトリー 4 スーラトの西洋人墓地の墓のハイブリッド性 |
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第七章 リヴォルノ、ボローニャ、パリ |
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1 教会と市街からの離脱へ 2 イタリアのイギリス人墓地とオベリスク 3 二次元か三次元か 4 ヘッドストーンかトゥームストーンか |
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第八章 パリ、ハリカルナッソス、ローマ |
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1 十八世紀フランスの紙上の墓 2 「世界の七不思議」とオベリスク 3 ローマみやげの「平たいオベリスク」と「小さいオベリスク」 |
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第九章 カルカッタ(2) |
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1 戦没者の慰霊とオベリスク 2 十八世紀インドの三つの「オベリスク」と記念柱 3 ホルウェルと「非業の死」と古代幻想 |
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終章 |
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1 地域と時代から見直す 2 かたちから見直す 3 はたらきと位置づけから見直す 4 意味づけから考える 5 問いの答えと未着手の論点 6 終わりに |