タイトルコード |
1000100270445 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
カントの平和構想 |
書名ヨミ |
カント ノ ヘイワ コウソウ |
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『永遠平和のために』の新地平 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
新川 信洋/著
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著者名ヨミ |
シンカワ ノブヒロ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-7710-2625-4 |
ISBN |
4-7710-2625-4 |
数量 |
8,161p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
319.8
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件名 |
永遠平和のために
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個人件名 |
Kant Immanuel |
内容紹介 |
常備軍の撤廃や国際連合の構想の提起、訪問権の確立といった論述を含むカントの「永遠平和のために」。その内的な構造を分析し、批判哲学などカント哲学の全体を視野に入れつつ、カント平和論の理論的骨格を浮かび上がらせる。 |
著者紹介 |
1978年東京都生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科にて博士(学術)取得。 |
目次タイトル |
序章 『永遠平和のために』の研究にむけて |
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第一節 カント平和論の研究状況 第二節 本書の研究視点 第三節 各章概要 第四節 『永遠平和のために』の概要 |
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第一章 「予備条項」の有機的連関 |
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第一節 ア・プリオリな命題としての「予備条項」 第二節 記述の連続性 第三節 「予備条項」のストーリー構造 第四節 「予備条項」から「確定条項」へ |
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第二章 「確定条項」のアナロジー構造 |
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第一節 『永遠平和のために』の矛盾 第二節 国内類推論と「確定条項」 第三節 ヨーロッパ公法としての「国際法」と大陸間交渉にかかわる「世界市民法」 第四節 多元的ネットワーク構想へ |
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第三章 交流と自制の論理 |
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第一節 『永遠平和のために』における通商精神の重要性 第二節 「補説」における通商精神についての記述 第三節 通商精神と第三確定条項 第四節 カント平和論における交流概念の深化 第五節 グローバリゼーションの進展と「歯止め」としての第三確定条項 |
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第四章 「永遠平和論論評」と知識学 |
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第一節 フィヒテの「永遠平和論論評」を導入して 第二節 永遠平和論をめぐる同時代人としてのカントとフィヒテ 第三節 「永遠平和論論評」における総括的評価 第四節 「永遠平和論論評」の構成 第五節 カント批判哲学とフィヒテ知識学における「確実性」の問題 第六節 分岐点としての「永遠平和論論評」 |
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第五章 道徳への「導きの糸」としての《自然=摂理》 |
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第一節 「自然」と「摂理」の問題 第二節 「補説」における「自然」の意義 第三節 『純粋理性批判』と自然神学 第四節 『判断力批判』における目的論的な自然像 第五節 『判断力批判』と自然神学 第六節 「信」の領域 第七節 永遠平和を保証する《自然=摂理》の意義 |
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第六章 定言命法としての「公表性」概念 |
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第一節 「秘密条項」と理性の公的使用 第二節 「第二補説」から「付録」へ 第三節 政治にたいする道徳の優位 第四節 定言命法としての公表性要求 |