タイトルコード |
1000100365891 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
清代文書資料の研究 |
書名ヨミ |
シンダイ モンジョ シリョウ ノ ケンキュウ |
叢書名 |
汲古叢書
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叢書番号 |
131 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
加藤 直人/著
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著者名ヨミ |
カトウ ナオト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-7629-6030-7 |
ISBN |
4-7629-6030-7 |
数量 |
4,438p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.06
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件名 |
中国-歴史-清時代
公文書
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注記 |
文献:p393〜416 |
内容紹介 |
清朝における文書制度の歴史的な展開と「史書」の編纂について検討し、19世紀以降の「辺疆」に関する清朝文書資料とそれから理解される当時の状況を考察。さらに満洲語による文書を含めた清朝文書資料の「多様性」を論じる。 |
著者紹介 |
1951年東京都生まれ。日本大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士後期課程満期退学。同大学文理学部史学科教授、博士(文学)(早稲田大学)。 |
目次タイトル |
序章 清代文書資料と満洲語 |
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第1節 問題の所在と研究の目的 第2節 本書の構成 |
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第1部 入関前清朝における文書制度の展開と「史書」の編纂 |
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第1章 入関前清朝文書資料に関する学説史的検討 |
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はじめに 第1節 『満文老档』と『満文原档』(『旧満洲档』) 第2節 太祖実録-『太祖武皇帝実録』、『満洲実録』- 第3節 太宗実録 第4節 崇徳三、四年刑部満文档案 第5節 内国史院満文档冊 第6節 版刻、石刻史料 第7節 「漢文旧档」、その他の漢文史料 おわりに |
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第2章 八旗値月档と清初の記録 |
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はじめに 第1節 清初の文書記録 第2節 八旗の当直記録と「逃人档」 第3節 八旗「値月」の記録 第4節 八旗値月档と「書房(文館)」 おわりに |
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第3章 清初の文書記録と「逃人档」 |
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はじめに 第1節 「逃人档」 第2節 「逃川档」所収の記事 第3節 「逃人档」と『満文原档』、『満文老档』 第4節 アサンの逃亡と「逃人档」 おわりに |
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第2部 19世紀以降における清朝文書制度の展開 |
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第1章 天理図書館所蔵「伊犂奏摺稿档」について |
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はじめに 第1節 天理図書館所蔵の清代档冊 第2節 「伊犂奏摺稿档」 第3節 イシャンとトゥジャブ 第4節 所収档案の内容 おわりに 「伊犂奏摺稿档」所収档案一覧 |
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第2章 天理図書館所蔵「伊犂奏摺」について |
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はじめに 第1節 「伊犂奏摺」 第2節 「伊犂奏摺」に収められた対露外交文書 第3節 「伊犂奏摺」とワリー・ハーンの「聖戦」 第4節 「伊犂奏摺」よりみた清朝の東トルキスターン統治 おわりに 「伊犂奏摺」所収档案一覧 |
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第3章 天理図書館蔵、グキン(固慶)の奏摺について |
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はじめに 第1節 「wesimbure bukdari jise(奏摺稿)」 第2節 ホブドにおける清朝の「支配」とその実態 第3節 科布多参賛大臣とモンゴル王公 おわりに 「wesimbure bukdari jise(奏摺稿)」所収档案一覧 |
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第3部 清朝文書の多様性 |
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第1章 清代起居注の研究 はじめに 第1節 起居注の設置 第2節 康煕朝の起居注 第3節 起居注の廃止と雍正朝の起居注 第4節 起居注冊と草本 第5節 乾隆太上皇帝起居注冊 第6節 起居注の衰退 おわりに |
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第2章 嘉慶帝の即位と皇后の冊立 |
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はじめに 第1節 清代の立后 第2節 「嘉慶元年冊封皇后貴妃妃嬪档」と皇后冊立 第3節 嘉慶元年皇后冊立の準備・典礼・事後処理 おわりに |
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第3章 清代双城堡の屯墾について |
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はじめに 第1節 双城堡屯墾 第2節 双城堡における屯丁管理 第3節 双城堡総管衙門の設置とその背景 おわりに |
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第4章 19世紀後半、オロチョン人の編旗とブトハ問題 |
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はじめに 第1節 オロチョン人の編旗 第2節 布特哈総管衙門副総管ボドロの直訴 第3節 ブトハのアンダとオロチョン人 第4節 ブトハ内部の諸矛盾 おわりに |
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終章 清代文書資料の地平 |
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附篇 「逃人档」訳注 |