タイトルコード |
1000100449441 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古代国家仏教と在地社会 |
書名ヨミ |
コダイ コッカ ブッキョウ ト ザイチ シャカイ |
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日本霊異記と東大寺諷誦文稿の研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤本 誠/著
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著者名ヨミ |
フジモト マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-04634-3 |
ISBN |
4-642-04634-3 |
数量 |
6,374,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
182.1
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件名 |
仏教-日本
日本霊異記
東大寺諷誦文稿
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内容紹介 |
「日本霊異記」等を史料論的に考察し、地方の仏教施設での説法や階層性を分析。僧が在地に関与する一方、在地の支配者層が支配手段として仏教を受容していたことを明らかにし、日本古代の在地社会における仏教の特質に迫る。 |
著者紹介 |
1976年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程史学専攻日本史分野修了。同大学文学部助教。博士(史学)。 |
目次タイトル |
序章 日本古代仏教史像の再検討 |
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はじめに 第一節 国家仏教中心史観の流れ 第二節 国家仏教論批判の登場 第三節 古代仏教多様論をめぐって 第四節 日本古代仏教史像の再構築 |
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第一部 日本古代仏教史料論 |
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第一章 『日本霊異記』と中国仏教説話 |
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はじめに 第一節 古代中国の畜類償債譚の展開 第二節 『日本霊異記』の史料性と化牛説話の位置 第三節 『日本霊異記』の化牛説話と在地の仏教 おわりに |
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第二章 『東大寺諷誦文稿』の史的位置 |
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はじめに 第一節 紙背の『華厳文義要決』との関係 第二節 『集諸経礼懺儀』の影響 第三節 書き入れからみえる史料性 第四節 墨消しの意味 第五節 見出しと法会次第 第六節 冒頭部の「六種」と供養文 第七節 「自他懺悔混雑言」と礼懺儀礼 おわりに |
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第三章 御毛寺知識経と在地社会 |
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はじめに 第一節 御毛寺知識経の書写年代と知識集団 第二節 古代のミケ地域と「御毛寺」・「御気院」 第三節 「御毛寺」・「御気院」の伽藍形態と「御毛寺智識」の伽藍認識 おわりに |
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第二部 日本古代在地仏教論 |
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第一章 『日本霊異記』の仏教施設と在地の仏教 |
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はじめに 第一節 『日本霊異記』の仏教施設研究史 第二節 先行学説の再検討 第三節 「堂」・「寺」の用法と特質 第四節 仏教施設の存在形態 第五節 仏教施設の宗教者をめぐる諸相 おわりに |
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第二章 『日本霊異記』の仏教施設の造営主体 |
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はじめに 第一節 仏教施設の表記形態 第二節 「寺」の造営主体 第三節 「堂」の造営主体 おわりに |
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第三章 『東大寺諷誦文稿』の「堂」と在地の仏教 |
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はじめに 第一節 「慰誘言」の構造と特質 第二節 「堂」の檀越 第三節 「堂」の法会と孤独者・貧窮者・障害者 第四節 『東大寺諷誦文稿』の村落と「堂」 第五節 <堂讃め>と「堂」の仏教 おわりに |
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第四章 在地社会の法会の特質 |
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はじめに 第一節 「卑下言」の構造 第二節 官大寺僧の活動範囲とその理念 おわりに |
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附論 古代村落の「堂」と仏教統制 |
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はじめに 第一節 「岡本堂」の建立主体と古代村落 第二節 「岡本堂」の破却と再建 おわりに |
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終章 総括 |
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第一節 本書の概要 第二節 古代村落の「堂」の出現とその背景 第三節 古代村落の「堂」の史的位置 |