タイトルコード |
1000100463461 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
渤海と藩鎮 |
書名ヨミ |
ボッカイ ト ハンチン |
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遼代地方統治の研究 |
叢書名 |
汲古叢書
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叢書番号 |
139 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高井 康典行/著
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著者名ヨミ |
タカイ ヤスユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥13000 |
ISBN |
978-4-7629-6038-3 |
ISBN |
4-7629-6038-3 |
数量 |
10,483,20p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.052
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件名 |
契丹
地方行政-歴史
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注記 |
文献:p445〜475 |
内容紹介 |
中国史における「北流」と「南流」を統合的に把握することを中心的な課題としつつ、「渤海」と「藩鎮」を軸に遼の地方統治についての検討をおこなうことで、遼の国家統合のあり方を明らかにする。 |
著者紹介 |
1967年東京生まれ。早稲田大学にて博士(文学)取得。同大学文学学術院、日本大学文理学部非常勤講師。 |
目次タイトル |
序論 |
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はじめに 一 遼における多元性をめぐって 二 「征服王朝論」と「唐宋変革論」 三 本書の目的と構想 四 遼朝・契丹国の呼称について |
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第一部 遼における渤海的秩序の継承と変化 |
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第一章 東丹国と東京道 |
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はじめに 一 東丹国は廃止されたのか 二 東丹国と東京道 三 東丹国の渤海人 四 再び東丹国の廃止について おわりに |
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補説一 東京と中台省 |
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はじめに 一 康鵬「東丹国廃罷時間新探」 二 康鵬説の検討 三 中台省と東京の関係 おわりに |
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第二章 十世紀の東北アジアの地域秩序 |
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はじめに 一 渤海滅亡後の東北アジアの諸集団と「中国」・朝鮮半島との関係 二 遼における渤海的秩序の継承 三 渤海的秩序の変化 おわりに |
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補説二 十一世紀における女真の動向 |
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はじめに 一 東女真の入寇の概観 二 時期による入寇の消長とその分析 三 東女真をめぐる遼と高麗の態度 おわりに |
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第二部 遼の州県制と藩鎮 |
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第三章 遼の「燕雲十六州」支配と藩鎮体制 |
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はじめに 一 遼における藩鎮体制の継承 二 南京の兵制 おわりに |
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第四章 遼の斡魯朶の存在形態 |
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はじめに 一 「宮衛条」の検討 二 各斡魯朶の成立からみた斡魯朶と所属戸との関係 三 斡魯朶の所在地 おわりに |
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第五章 オルド(斡魯朶)と藩鎮 |
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はじめに 一 人事から見た斡魯朶所属州県 二 行政・軍事からみた斡魯朶所属州県 三 財政から見た斡魯朶所属州県 四 渤海の州県制と斡魯朶所属州県 おわりに |
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第六章 頭下州軍の官員 |
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はじめに 一 「陳万墓誌」にみえる頭下州軍の官員の地位 二 その他の頭下州軍の官員の事例 三 遼朝官制における頭下州軍の官員 おわりに |
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第三部 遼の選挙制度と地方統治 |
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第七章 遼の武臣の昇遷 |
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はじめに 一 『宋会要輯稿』にみえる遼の階官 二 漢人官僚の昇遷事例と唐・宋の武臣の序列 三 契丹人官僚の遷転事例と著帳官 四 官僚の出自と初任 おわりに |
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第八章 遼朝科挙と辟召 |
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はじめに 一 統和六年以前における「漢人」官僚の主要入仕経路 二 統和六年の科挙恒常化と辟召の減少 おわりに |
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第九章 景宗・聖宗期の政局と遼代科挙制度の確立 |
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はじめに 一 南京礼部貢院復置の詔 二 高勲と玉田韓氏・室昉 三 科挙恒常化への道 おわりに |
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第十章 遼朝における士人層の動向 |
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はじめに 一 武定軍の地理 二 遼朝前半期における武定軍と士人 三 遼朝前半期の官僚の家系 四 遼朝後半期の武定軍の士人 おわりに |
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補説三 唐後半期から遼北宋初期の幽州の「文士」 |
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はじめに 一 五代における幽州文士 二 唐後半期の幽州と士族 三 長慶元年以降の幽州における新興「文士」層の成長 おわりに |
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終論 世界史の中で遼代史をいかに位置づけるか |
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はじめに 一 第一部「遼における渤海的秩序の継承と変化」 二 第二部「遼の州県制と藩鎮」 三 第三部「遼の選挙制度と地方統治」 おわりに |