タイトルコード |
1000100692456 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
医事刑法入門 |
書名ヨミ |
イジ ケイホウ ニュウモン |
|
学習と実務 |
叢書名 |
日本比較法研究所翻訳叢書
|
叢書番号 |
82 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
エリック・ヒルゲンドルフ/著
高橋 直哉/訳
|
著者名ヨミ |
エリック ヒルゲンドルフ タカハシ ナオヤ |
著者名原綴 |
Hilgendorf Eric |
出版地 |
八王子 |
出版者 |
中央大学出版部
|
出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥3100 |
ISBN |
978-4-8057-0383-0 |
ISBN |
4-8057-0383-0 |
数量 |
23,231p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
498.12
|
件名 |
医療-法令
刑法-ドイツ
|
注記 |
原タイトル:Einführung in das Medizinstrafrecht |
注記 |
文献:巻頭p9〜15 |
内容紹介 |
医事刑法に関するドイツの議論状況をコンパクトにまとめた入門書。安楽死の歴史、臨死介助の権利、胚の保護と幹細胞研究、臓器移植、医師の守秘義務などを取りあげ、随所に図表などを交えながら、平易な語り口で解説する。 |
著者紹介 |
ヴュルツブルク大学教授。 |
目次タイトル |
第1章 序 |
|
Ⅰ 医学と刑法 Ⅱ 医事刑法の歴史に関する概観 Ⅲ ヒポクラテスの誓い Ⅳ 世界医師会のジュネーブ宣言 Ⅴ 医事刑法の法律上の基盤 Ⅵ 医事刑法の展開動向 Ⅶ 医事刑法の特殊性 |
|
第2章 医的な治療侵襲 |
|
Ⅰ 本章で取り扱われるべき問題提起に関する序論と概観 Ⅱ 傷害としての狭義の治療侵襲 Ⅲ 治療侵襲の特別な問題 Ⅳ 医学的適応性のない侵襲 Ⅴ 同意による正当化 Ⅵ 医師による説明 Ⅶ 推定的同意による正当化 Ⅷ 仮定的同意 Ⅸ 刑法典34条の正当化する緊急避難による正当化 Ⅹ 施術の拡大 ⅩⅠ 侵襲の特別な形態 |
|
第3章 補説:安楽死の歴史について |
|
Ⅰ 「安楽死」という概念について Ⅱ 古代ギリシャ・ローマにおける安楽死 Ⅲ 近代初期における安楽死 Ⅳ 19世紀及び20世紀における安楽死を巡る議論について Ⅴ 今日の議論との違い |
|
第4章 臨死介助の権利-法的状況と現今の改正 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ 臨死介助の概念と種類 Ⅲ 患者指示 Ⅳ 問題のあるケース Ⅴ 積極的臨死介助 Ⅵ 臨死介助の将来 |
|
第5章 臨死介助団体 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ ディグニタスの活動の仕方について Ⅲ 刑法上の評価 Ⅳ 臨死介助団体を法的な規制対象とすることを支持する論拠 Ⅴ 新たな法的状況 |
|
第6章 妊娠中絶 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ 未生の生命の段階的な保護 Ⅲ 要約:段階的な生命保護の体系 |
|
第7章 胚の保護と幹細胞研究 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ 倫理的な議論の概観 Ⅲ 憲法 Ⅳ 胚保護法(ESchG) Ⅴ 幹細胞法 |
|
第8章 臓器移植 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ 臓器移植の歴史 Ⅲ 移植法(TPG)の意義について Ⅳ 移植法の適用領域 Ⅴ 死後の臓器提供の要件 Ⅵ 関係者及び関係機関 Ⅶ 臓器提供の流れ Ⅷ 「移植スキャンダル」 Ⅸ 生者による臓器提供 Ⅹ 刑罰法規 ⅩⅠ 異種移植 |
|
第9章 医師の守秘義務 |
|
Ⅰ 序 Ⅱ 刑法典203条の保護法益と意義 Ⅲ 刑法典203条の構成要件要素 Ⅳ 正当化事由 |
|
第10章 汚職と清算詐欺 |
|
Ⅰ 利益収受と収賄 Ⅱ 清算詐欺 |
|
第11章 新たな挑戦 |
|
Ⅰ 人間の自己最適化:エンハンスメント Ⅱ 予測的遺伝子診断 Ⅲ イメージング技術 Ⅳ 医療ロボット工学と人間と機械の結合 Ⅴ 治療と改善の境界設定について |