タイトルコード |
1000100367398 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
斎藤茂吉悩める精神病医の眼差し |
書名ヨミ |
サイトウ モキチ ナヤメル セイシンビョウイ ノ マナザシ |
叢書名 |
人と文化の探究
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叢書番号 |
12 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小泉 博明/著
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著者名ヨミ |
コイズミ ヒロアキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-07541-6 |
ISBN |
4-623-07541-6 |
数量 |
6,362,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
911.162
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個人件名 |
斎藤 茂吉 |
注記 |
文献:p353〜357 |
内容紹介 |
歌人であり、精神病医でもあった斎藤茂吉。精神病者への差別・排除が常態化していた時代に、懊悩しつつも全力を尽くし、病者へのあたたかな眼差しを送り続けた茂吉の全体像を、短歌、随筆、日記、書簡等を手掛かりに描き出す。 |
著者紹介 |
1954年東京都生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程修了。文京学院大学外国語学部教授。博士(総合社会文化)。共編著に「人間共生学への招待」など。 |
目次タイトル |
序章 病者への眼差し |
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1 病者への眼差しとは 2 日本における精神病と精神病院 |
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第一章 東京帝国大学医科大学時代 |
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1 東京帝国大学医科大学 2 呉秀三先生 3 斎藤紀一と青山脳病院 |
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第二章 巣鴨病院時代 |
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1 茂吉と巣鴨病院 2 茂吉と呉秀三 |
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第三章 長崎医学専門学校教授時代 |
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1 長崎への経緯 2 石田昇と長崎医学専門学校 3 茂吉と長崎医学専門学校 4 スペイン風邪と喀血 |
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第四章 ウィーン大学神経学研究所への留学 |
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1 ウィーン大学神経学研究所 2 オーベルシュタイネル先生 3 麻痺性癡呆者の脳カルテ |
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第五章 ドイツ精神病学研究所での生活 |
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1 シュピールマイエル教授 2 クレペリンとの出会い 3 ミュンヘンでの生活 4 欧州遊学と帰国の途 |
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第六章 青山脳病院の再建 |
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1 焼失後の青山脳病院 2 青山脳病院の再建へ 3 青山脳病院院長へ |
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第七章 青山脳病院院長就任と紀一の死 |
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1 院長就任 2 患者の死亡数 3 患者の逃走 4 警察からの呼び出し 5 茂吉と芥川龍之介 6 紀一の死 |
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第八章 青山脳病院院長としての仕事と病院の現状 |
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1 院長の仕事 2 病者の自殺 3 茂吉の腎臓病と諸問題 4 青山脳病院の現状 5 精神的負傷 |
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第九章 青山脳病院院長の診察風景 |
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1 茂吉の診察風景 2 病者からの暴行 3 インシュリン・ショック療法 4 戦時中の青山脳病院 |
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第十章 戦時下の青山脳病院院長時代 |
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1 茂吉の疎開準備 2 青山脳病院の廃院 3 茂吉の疎開 4 東京大空襲 |
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第十一章 病気観 |
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1 茂吉の腸チフス 2 茂吉のスペイン風邪と喀血 3 茂吉の腎臓病 |
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第十二章 女性観 |
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1 ダンスホール事件 2 ふさ子との邂逅 3 ふさ子への耽溺 4 ふさ子との別離 |
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第十三章 作品に見る病者への眼差し |
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1 東京府巣鴨病院の病者 2 長崎医学専門学校の病者 3 青山脳病院の病者 |
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第十四章 老いの諸相 |
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1 老いの徴候 2 老いへの傾斜 3 老いの現実 4 茂吉の晩年 |
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終章 病者に寄り添う |