タイトルコード |
1000100366051 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
蔣介石の「国際的解決」戦略:1937-1941 |
書名ヨミ |
ショウ カイセキ ノ コクサイテキ カイケツ センリャク センキュウヒャクサンジュウナナ センキュウヒャクヨンジュウイチ |
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「蔣介石日記」から見る日中戦争の深層 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鹿 錫俊/著
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著者名ヨミ |
ロク シャクシュン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東方書店
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-497-21602-1 |
ISBN |
4-497-21602-1 |
数量 |
5,324p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.22
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件名 |
中国-対外関係-歴史
日中戦争(1937〜1945)
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個人件名 |
蔣 介石 |
注記 |
文献:p305〜316 |
内容紹介 |
蔣介石は、日中間の問題を欧米諸国の動向と結びつけて解決しようとする「国際的解決」戦略を主導した。「蔣介石日記」などを利用して蔣介石率いる国民政府の政策決定過程を追うと共に、その時々の蔣介石の内面に迫る。 |
著者紹介 |
1955年中国生まれ。中国復旦大学大学院歴史・国際政治学研究科博士課程修了。一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。大東文化大学国際関係学部教授、大学院アジア地域研究科委員長。 |
目次タイトル |
序論 |
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第1章 「国際的解決」戦略の論理と日中戦争の長期化 |
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一 「国際的解決」戦略の浮上と秩序観の変化 二 塘沽停戦協定後の対日政策の性格 三 胡適と王世杰の通信に見る抗日戦のシナリオ 四 蔣介石の独白から読み解く抗日戦決行の理由 五 日本の日中紛争解決策と戦争の長期化 |
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第2章 危機と転機、そしてヨーロッパ情勢への対応 |
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一 抗戦初期の危機と蔣介石の動揺 二 日米関係の悪化と中国の転機 三 ヨーロッパ情勢への懸念と抗戦目標の抑制的設定 四 ドイツ要因と外交政策の調整 |
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第3章 独ソ不可侵条約とヨーロッパ戦争開戦をめぐって |
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一 独ソ不可侵条約直前の蔣介石の時局認識 二 条約締結のソ連側動機をめぐる判断 三 対独方針をめぐる論争 四 挫折後の反省 |
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第4章 「二つの同時」論と「世界的規模収拾策」 |
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一 早期講和論の否定 二 「二つの同時」論の登場 三 日本の「世界的規模収拾策」 四 異曲同工:日中戦争世界化への合流 |
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第5章 援中ルート閉鎖期間の試練 |
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一 ヨーロッパの劇変と蔣介石の憂慮 二 「日本のみを敵国とする」方針への復帰 三 二つの「一辺倒」を制止する 四 「講和」の得失をめぐる再検討 五 蔣介石の選択を支えた二つの柱 |
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第6章 日独伊三国同盟をめぐる多角外交 |
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一 日独伊三国同盟への最初の反応 二 「上策」の決定と蔣介石の構想 三 ソ連要因をめぐる考察 四 対英米外交の展開 五 対日「平等講和」の試み 六 2カ月後の結末 |
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第7章 独ソ戦争への予測と対処 |
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一 独ソ関係の帰趨についての観察 二 英独戦争の勝敗についての展望 三 「独ソ必戦」論の正と負 四 「日ソ中立条約」誕生前後の光と影 五 独ソ戦争勃発後の思惑 |
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第8章 日米交渉期の攻防 |
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一 国際情勢に左右される日中関係 二 日本の対中目標と「中国問題優先」方針 三 対中条件をめぐる日米対立 四 独ソ戦争勃発後の日本の針路 五 蔣介石の対日誤判と対米英不満 六 「近衛メッセージ」をめぐる摩擦 七 中国の価値と日本の「最少限度要求」 八 東条英機の心臓論と日本の対米開戦決意 九 中国の反応と日中戦争の世界化 |
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終章 蔣介石外交の評価 |
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一 日ソ不可侵条約から日独伊三国同盟に至る期間の「想定外」 二 日本にとっての転換点と単独解決機会の喪失 三 「日本切腹、中国介錯」 四 蔣介石外交の評価と今後の課題 |