タイトルコード |
1000100388470 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
廣松思想の地平 |
書名ヨミ |
ヒロマツ シソウ ノ チヘイ |
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「事的世界観」を読み解く |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
日山 紀彦/著
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著者名ヨミ |
ヒヤマ ミチヒコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
御茶の水書房
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出版年月 |
2016.5 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-275-02039-0 |
ISBN |
4-275-02039-0 |
数量 |
14,266,5p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
121.6
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個人件名 |
広松 渉 |
内容紹介 |
廣松思想の地平の再確認・再整理のための研究ノート。廣松渉の“人と思想”の概括的な全体像を提示するとともに、廣松の「哲学理論」の基軸的企図をなす「近代の超克」の基本的な理論構図とその論理構制を考察する。 |
目次タイトル |
序破章 廣松渉の人と思想 |
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A 廣松の生涯と思索 B 廣松の哲学研究 C 廣松のマルクス主義研究 D 廣松思想との出会い |
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第Ⅰ部 「事的世界観」における「認識[ドウソウ]存在」観の新地平 |
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第一章 廣松「認識[ドウソウ]存在」論の構図と論理 |
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A 「事的世界観」の問題論的背景 B 「事的世界観」の認識論的構制 C 「事的世界観」の存在論的構制 D 「事的世界観」の「認識[ドウソウ]存在」論的構制 |
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第二章 廣松「認識論」の前哨 |
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A 近代認識論のパラダイムとそのアポリア B 近代認識論のパラダイム・チェンジの潮動 C 廣松「認識論」の地平 D 廣松「真理論」の新パラダイム |
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第三章 廣松「存在論」の前哨 |
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A 廣松「唯物論」における関係主義的存在了解 B 廣松「唯物論」における質料主義的存在了解 C 廣松における唯物論と物象化論 D 近代唯物論批判としての物象化論 |
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第Ⅱ部 「事的世界観」における「人間[ドウソウ]社会」観の新地平 |
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第四章 廣松「人間観」の問題論的背景 |
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A 近代的人間観の地平 B 新たな人間観への問題提起 C 現代的人間観への問題構制 |
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第五章 廣松「人間[ドウソウ]社会」観の論理構制 |
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A 廣松の社会的人間観 B 廣松の関係主義的社会観 C 廣松の事的「人間[ドウソウ]社会」観の構制 |
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第六章 廣松「国家論」への序説 |
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A 「社会」の「国家[ドウソウ]社会」化とは B 廣松の国家観 C 「国家[ドウソウ]社会」体制の近代化とその超克に向けて |
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第Ⅲ部 廣松「物象化論」の前哨 |
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第七章 張一兵の「廣松物象化論」批判の要旨 |
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A はじめに:張一兵『マルクスに帰れ』における廣松渉の位置づけ B 張の「廣松物象化論」に対する評価 C 張の「廣松物象化論」批判(一) D 張の「廣松物象化論」批判(二) |
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第八章 廣松の<Sache>をめぐる概念規定 |
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A 廣松における関係概念<Sache>と実体概念<Ding> B 廣松による「マルクス物象化論の拡張」における<Sache>の概念規定 C 廣松の「商品世界」論にみる「物象としての商品」規定 D 張の廣松批判(一)への反駁 |
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第九章 廣松のいう「物象化的錯視」とはどういうことか |
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A 「関係」の物象化的映現とはどういうことか B 物象化的錯視1:物象の実体視(物化) C 物象化的錯視2・3:社会的Gebilde(物象態)の実体視および超歴史的一般化 D 張の廣松「錯視論」の誤読 |
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補論 マルクスからルカーチにおけるマルクス主義「物象化論」の展開 |
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A 「物象化論」の歴史的背景 B マルクス「物象化論」の定礎と展開 C マルクス「物象化論」のロシア・ソヴィエトにおける継承的展開 D マルクス「物象化論」のルカーチによる継承的展開 |