タイトルコード |
1000100390050 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
不審者のデモクラシー |
書名ヨミ |
フシンシャ ノ デモクラシー |
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ラクラウの政治思想 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山本 圭/著
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著者名ヨミ |
ヤマモト ケイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2016.5 |
本体価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-00-061136-7 |
ISBN |
4-00-061136-7 |
数量 |
8,293,17p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
311.9
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件名 |
マルクス主義
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個人件名 |
Laclau Ernesto |
注記 |
文献:巻末p1〜17 |
内容紹介 |
ラディカル・デモクラシーの最前線、稀代の政治理論家エルネスト・ラクラウと敵対の政治学を論じ、危うい魅力をそなえたポピュリズム論から、来たるべき主体を導き出す。 |
著者紹介 |
1981年京都府生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科単位取得退学。博士(学術)。岡山大学大学院教育学研究科専任講師。国際基督教大学社会科学研究所研究員。 |
目次タイトル |
序章 デモクラシー、われら同質なるもの |
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1 「人民」の両義性とデモクラシー 2 終わりなき同質化と異質なもの 3 本書の主題と先行研究 4 本書の構成 |
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第一部 エルネスト・ラクラウのポスト・マルクス主義 |
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第一章 ポスト・マルクス主義の系譜学 |
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1 ポスト・マルクス主義前夜 2 マルクス主義国家論との対話 3 ラクラウのイデオロギー論-階級還元主義批判と人民=民主主義的審問 4 ポピュリズム論への展開 5 ポスト・マルクス主義の系譜学 6 「釈明なきポスト・マルクス主義」のために |
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第二章 ポスト・マルクス主義の方法論 |
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1 マルクス主義における本質主義批判とヘゲモニー 2 言説 3 ポスト・マルクス主義への不満と不安 4 ポスト基礎付け主義 5 ラディカルな唯物論 |
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第三章 政治と普遍的なるものの行方 |
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1 普遍主義の黄昏のなかで 2 『ヘゲモニー』における普遍主義への懐疑 3 普遍性の構築 4 普遍化しきれないものの残余 5 普遍と個別のはざまで |
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第四章 敵対性と異質なもの |
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1 敵対性への問い 2 危機の時代におけるヘゲモニーと敵対性 3 転位と構成的外部 4 敵対性の相対化 5 同質性と異質性の閾 |
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補論 政治的オプティミストの弁明 |
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1 はじめに 2 ポスト・マルクス主義とプラグマティズム 3 基礎付けへの二つの態度 4 プラグマティズムを徹底化すること 5 政治的作為へのオプティミズム |
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第二部 不審者のデモクラシーに向けて |
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第五章 アゴニズムの隘路 |
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1 ラディカル・デモクラシーとは何か 2 シャンタル・ムフの闘技的民主主義 3 政治的なものの沈黙とアゴニズムの隘路 |
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第六章 不審者のモンタージュ |
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1 異質な不審者の出現 2 参加デモクラシー再訪 3 不審者の存在論 4 不審者のモンタージュ |
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第七章 不審者のデモクラシー |
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1 同一性の政治学を牽制する-現代政治理論の二潮流 2 ポピュリズムとデモクラシーの二縒り理論 3 ラクラウのポピュリズム論-政治的なものの回帰 4 同一化と象徴的代表 5 参加モデルから動員モデルへ |
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終章 政治的作為と偶発性 |
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1 ラディカルなものの責務 2 政治的作為と偶発性のアポリア 3 付帯と偶発 4 付帯の政治と偶発性の政治 5 民主主義理論から民主主義戦略へ 6 戦略と政治的なもの |