タイトルコード |
1000100495148 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<アゼルバイジャン人>の創出 |
書名ヨミ |
アゼルバイジャンジン ノ ソウシュツ |
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民族意識の形成とその基層 |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
77 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
塩野崎 信也/著
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著者名ヨミ |
シオノザキ シンヤ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2017.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-8140-0078-4 |
ISBN |
4-8140-0078-4 |
数量 |
14,420p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
229.93
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件名 |
アゼルバイジャン-歴史
イラン-歴史
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注記 |
文献:p385〜409 |
内容紹介 |
民族概念は支配者の規定で構築されるというのが一般の学問的理解だが、アゼルバイジャンは違う。現地知識人達が学術語を援用して民族名を名乗り、それを作品の中で普及したのだ。民族意識の下からの形成現場を生き生きと描く。 |
著者紹介 |
1982年長野県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。日本学術振興会特別研究員(PD)。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 |
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第1節 術語解説 第2節 先行研究 第3節 問題の所在と本書の構成 |
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第1章 南東コーカサス略史 |
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第1節 イラン世界の中の南東コーカサス 第2節 イスラーム化,テュルク化,シーア派化 第3節 3帝国の狭間で 第4節 2つの民族共和国とソヴィエト |
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第2章 <アゼルバイジャン>とは,どこか |
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第1節 <アゼルバイジャン>の語源 第2節 <アゼルバイジャン>の定義 第3節 現地住民の視点 |
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補論1 ペルシア語史書に見る<アゼルバイジャン>の用法 |
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補論2 各言語の史料に見る<アゼルバイジャン> |
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第3章 新たな帰属意識の模索-近代歴史学の祖バキュハノフと<東コーカサス地方>- |
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第1節 バキュハノフの生涯と作品 第2節 バキュハノフと近代的歴史学 第3節 バキュハノフの歴史認識と地理認識 |
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第4章 近代的民族意識の萌芽-国民文学の父アーフンドザーデと<イラン>との間- |
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第1節 アーフンドザーデとその評価 第2節 アーフンドザーデとイラン民族主義 第3節 民族としての<イスラーム> 第4節 アーフンドザーデの地理認識と帰属意識 |
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補論3 19世紀ヨーロッパにおける「民族」の理論 |
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第5章 変化していく「我々」の輪郭-『種蒔く人』と民族としての<カフカースのムスリム>- |
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第1節 ゼルダービーとその周辺 第2節 『種蒔く人』に見る帰属意識と啓蒙思想 第3節 南東コーカサスにおける<カフカース> |
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第6章 <アゼルバイジャン人>の出現-ウンスィーザーデとティフリスの論客たち- |
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第1節 1880年代,ティフリスにて 第2節 ケシュキュルに施されたもの 第3節 なぜ<アゼルバイジャン人>だったのか |
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補論4 カーゼム=ベクと<アゼルバイジャン語> |
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第1節 南東コーカサスの住民と言語の呼称 第2節 <アゼルバイジャン語>の登場と普及 第3節 <アゼルバイジャン語>とは,いかなる言語か |
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第7章 祖国<アゼルバイジャン>の形成-『モッラー・ネスレッディーン』誌に見る帰属意識の変化- |
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第1節 アゼルバイジャン人民共和国への道 第2節 メンメドグルザーデと『モッラー・ネスレッディーン』 第3節 祖国としての<アゼルバイジャン> |
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終章 ニザーミーとハターイー-<アゼルバイジャン人>とは,誰か- |
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第1節 <アゼルバイジャン人>としてのニザーミー 第2節 「アゼルバイジャン・サファヴィー朝国家」 第3節 拡大していく<アゼルバイジャン> |