タイトルコード |
1000100461854 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
十八世紀ロシアの「探検」と変容する空間認識 |
書名ヨミ |
ジュウハッセイキ ロシア ノ タンケン ト ヘンヨウ スル クウカン ニンシキ |
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キリーロフのオレンブルク遠征とヤーロフ事件 |
叢書名 |
明治大学人文科学研究所叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
豊川 浩一/著
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著者名ヨミ |
トヨカワ コウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
山川出版社
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-634-67244-4 |
ISBN |
4-634-67244-4 |
数量 |
7,327,29p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
238.05
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件名 |
ロシア-歴史-1917年以前
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注記 |
文献:巻末p9〜29 |
内容紹介 |
18世紀、啓蒙時代のロシア社会は、どのように自らを認識していったのか。国家事業としての探検(学術遠征)、とりわけキリーロフの指導したオレンブルク遠征を中心に考察する。 |
著者紹介 |
1956年北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学文学部教授。博士(文学)。専攻はロシア近世・近代史。著書に「ロシア帝国民族統合史の研究」がある。 |
目次タイトル |
序論 |
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1 「啓蒙の世紀」におけるロシアとヨーロッパ 2 十八世紀ロシアの国家・社会・空間 3 研究史と研究視角、史料と史料批判、本書の構成 |
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第一章 近世ロシアの「発見」への胎動 |
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1 探検と「ヨーロッパ人」意識 2 探検によるロシアの「発見」 3 「発見」された地方の現実 |
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第二章 地方行政改革と南ウラル |
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1 ピョートル一世の地方行政改革 2 ウファー郡の創設と行政区分 3 ウファー郡行政長官および同官房の活動 |
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第三章 南ウラル(あるいはバシキール人)統治をめぐる提案 |
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1 アジアへの進出 2 タティーシチェフの地方認識と「報告書」 3 ユフネフの「秘密報告」 4 ヴォルィーンスキーの地方認識と「報告書」 |
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第四章 新防衛システムと地方政策 |
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1 新カマ川以東(横断)防衛線の建設 2 新たな防衛システムの構築 |
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第五章 新たな地方への眼差し |
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1 キリーロフ「草案」の遠望 2 中央アジアへの進出計画 3 バシキール問題 |
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第六章 キリーロフのオレンブルク遠征 |
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1 遠征の準備 2 初期の遠征隊の活動とバシキール人の抵抗 3 戦いの激化と問題の顕在化 |
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第七章 バシキーリアの再「発見」 |
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1 一七三六年二月十一日付勅令 2 一七三六-三七年の動向 3 ウラル以東の状況 4 新たな課題 5 カザーフ問題への対処 |
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第八章 キリーロフ「草案」実現の行方 |
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1 オレンブルク商業圏の形成 2 学術研究から啓蒙活動まで 3 キリーロフの後継者たち |
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第九章 近世ロシア民衆の「発見」:シンビルスクの「呪術師」ヤーロフの事件 |
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1 ヤーロフ事件の概要 2 近世ロシアにおける呪術 3 呪術に対する国家と教会による規制 4 ヤーロフ事件をめぐる国家・教会・社会 5 「異種混淆性」としての近世ロシア |
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結論 |