タイトルコード |
1000100882425 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国際刑法における上官責任とその国内法化 |
書名ヨミ |
コクサイ ケイホウ ニ オケル ジョウカン セキニン ト ソノ コクナイホウカ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
横濱 和弥/著
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著者名ヨミ |
ヨコハマ カズヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-7664-2737-0 |
ISBN |
4-7664-2737-0 |
数量 |
12,380p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
329.67
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件名 |
戦争犯罪
国際刑法
刑事責任
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注記 |
文献:p361〜374 |
内容紹介 |
組織上位者の刑事責任を問うことに特化した理論的枠組みの1つ「上官責任」。その概念形成過程と成立要件を精緻に分析。さらに比較法的検討を通じて、日本における上官責任の立法のあり方を提言する。 |
著者紹介 |
1986年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)(2019年、同大学)。信州大学経法学部講師。専門は刑法、国際刑事法。 |
目次タイトル |
序論 本書の検討課題 |
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第1節 国際刑事裁判と「指導者」処罰 第2節 ICC規程上の締約国の義務と日本の立法 第3節 本書の課題 |
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第1部 国際刑法上の上官責任の形成史 |
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第1章 上官責任の歴史的展開 |
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第1節 はじめに 第2節 山下裁判 第3節 他の戦犯裁判 第4節 第一追加議定書 第5節 まとめ |
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第2章 アド・ホック法廷における上官責任 |
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第1節 はじめに 第2節 総説 第3節 上官・部下関係 第4節 主観的要素 第5節 上官の不作為 第6節 上官責任の性質および他の関与形式との関係 第7節 まとめ |
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第2部 国際刑事裁判所における上官責任 |
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第1章 序論 |
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第1節 はじめに 第2節 総説 第3節 上官責任の主体要件 第4節 不作為要件 第5節 主観的要件 第6節 関与形式体系中における上官責任の位置づけ |
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第2章 主体要件Ⅰ |
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第1節 はじめに 第2節 アド・ホック法廷における文民の上官 第3節 ICCにおける「軍の指揮官」と「文民の上官」の区別基準 第4節 まとめ |
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第3章 主体要件Ⅱ |
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第1節 はじめに 第2節 「実質的管理」の内実 第3節 上官の作為義務と実質的管理 第4節 まとめ |
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第4章 不作為要件と上官責任の性質 |
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第1節 はじめに 第2節 上官責任の条文上の位置づけと性質をめぐる議論 第3節 二分説 第4節 単一説 第5節 まとめ |
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第5章 主観的要件 |
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第1節 はじめに 第2節 「知っていた」基準 第3節 「知っているべきであった」基準と「情報を意識的に無視した」基準 第4節 部下による犯罪の認識の時点 第5節 まとめ |
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第6章 ICCの関与形式体系における上官責任の位置づけ |
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第1節 はじめに:前章までの小括 第2節 ICCの関与形式 第3節 上官責任の性質と他の関与形式との関係 第4節 まとめ |
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第3部 国内刑法と上官責任 |
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第1章 日本刑法と上官責任 |
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第1節 はじめに 第2節 日本のICC加盟と国内立法 第3節 上官責任該当行為は日本刑法上処罰可能か? 第4節 日本刑法上不可罰となる領域を国内法化によって埋める必要はあるか? 第5節 まとめ |
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第2章 ドイツ語圏諸国における上官責任関連規定 |
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第1節 はじめに 第2節 ドイツ 第3節 スイス 第4節 オーストリア 第5節 比較法検討からの示唆 第6節 まとめ |
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結論 |