タイトルコード |
1000100614094 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世の荘園経営と惣村 |
書名ヨミ |
チュウセイ ノ ショウエン ケイエイ ト ソウソン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
似鳥 雄一/著
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著者名ヨミ |
ニタドリ ユウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2018.4 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-02945-2 |
ISBN |
4-642-02945-2 |
数量 |
15,364,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
荘園
村落-歴史
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内容紹介 |
室町期に再編された荘園制は、遠隔地からの支配という構造的課題にいかに対峙したのか。備中国新見荘などを事例に、膨大な帳簿データを分析して経営の実態に迫り、荘園・惣村の地理的かつ領域的な構造を解明する。 |
著者紹介 |
1977年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD、博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 荘園・村落研究の現在 |
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第一節 研究史と課題 第二節 本書のねらい 第三節 本書の構成 |
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第一部 中世の荘園経営 |
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第一章 下地中分と荘園経営 |
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はじめに 第一節 新見荘における下地中分の再検討 第二節 下地中分の形態と規定要因 第三節 下地中分と損免要求 おわりに |
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第二章 下地中分後の室町期荘園 |
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はじめに 第一節 室町初期までの新見荘地頭職 第二節 足利義持と新見荘地頭職 第三節 室町後期の新見氏 おわりに |
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第三章 備中国新見荘にみる名の特質と在地の様相 |
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はじめに 第一節 名の概況 第二節 名と作人の地理的分布 第三節 名と在地住民の生活 おわりに |
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第四章 中世山間荘園の水田開発 |
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はじめに 第一節 新見荘の地勢と関連史料 第二節 検注帳のデータ分析 第三節 水田と開発のあり方 おわりに |
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第五章 南北朝〜室町期の代官契約と荘園経営 |
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はじめに 第一節 代官の分類・定義と新見荘の位置付け 第二節 南北朝期 第三節 応永年間 第四節 寛正年間 おわりに |
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第六章 二人の代官による荘園の分割支配 |
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はじめに 第一節 地頭方分割までの経緯 第二節 両代官の所務開始 第三節 地頭方の分割状況 おわりに |
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第二部 中世惣村の実態 |
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第一章 中世惣村と領主権力 |
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はじめに 第一節 二つの闘争と惣荘の形成 第二節 高野山支配の受容と惣荘の到達点 第三節 戦国期における惣荘の変容 おわりに |
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第二章 中世惣村の実態と変容 |
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はじめに 第一節 両帳簿の性格・内容 第二節 正長帳と天正帳の比較からみる構造変化 第三節 正長帳からみた構造変化の要因 おわりに |
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第三章 戦国期惣村の生産・商業・財政 |
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はじめに 第一節 油実取引と浅井氏 第二節 綿取引と竹生島 第三節 商品作物をめぐる債務の性格 おわりに |
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第四章 戦国大名の惣村支配 |
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はじめに 第一節 事件の経緯 第二節 源三郎父子処罰の理由 第三節 撰銭令と私検断 おわりに |
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終章 変容する中世の社会構造 |
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第一節 荘園経営と在地状況 第二節 惣村の実態とその変容 第三節 中世荘園と村落の行方 |