タイトルコード |
1000100749321 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「古典中國」の形成と王莽 |
書名ヨミ |
コテン チュウゴク ノ ケイセイ ト オウ モウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡邉 義浩/著
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著者名ヨミ |
ワタナベ ヨシヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2019.8 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-7629-6638-5 |
ISBN |
4-7629-6638-5 |
数量 |
8,400p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.042
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件名 |
中国-歴史-漢時代
儒学
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個人件名 |
王 莽 |
注記 |
文献:p377〜398 |
内容紹介 |
前書「「古典中國」における小説と儒教」「「古典中國」における文學と儒教」を承け、「儒教國家」を一側面として持つ「古典中國」の成立過程を王莽を中心としながら論じる。『東洋研究』『日本儒教学会報』ほか掲載を集成。 |
著者紹介 |
1962年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。文学博士。早稲田大学理事・文学学術院教授。著書に「「古典中國」における小説と儒教」など。 |
目次タイトル |
序章 中国史の時代区分と「古典中國」 |
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一、日本における中国史の時代区分論争 二、中国国家・社会の規範 三、「古典中國」の成立と展開 |
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第一章 『漢書』が描く「古典中國」像 |
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一、『史記』と『漢書』の劉邦像 二、文帝像の儒教化 三、『漢書』の材料 四、儒者の理想化 |
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第二章 災異から革命へ |
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一、武帝の後継者 二、【スイ】弘の上奏 三、革命思想の普及 |
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第三章 劉向の『列女傳』と「春秋三傳」 |
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一、姉妹と公羊傳 二、親迎と穀梁傳 三、美色と左氏傳 |
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第四章 劉【キン】の「七略」と儒教一尊 |
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一、並立から統一へ 二、道家の優越 三、儒教一尊 |
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第五章 王莽の革命と古文學 |
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一、周公と『尚書大傳』 二、舜と『春秋左氏傳』 三、『周禮』と太平の実現 |
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第六章 王莽の官制と統治政策 |
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一、爵制と官制 二、封土と地方行政 三、井田と爵位 |
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第七章 王莽の経済政策と『周禮』 |
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一、五將十侯 二、民と利を争う 三、『周禮』と『管子』 |
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第八章 理念の帝国 |
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一、王者の徳を示す夷狄 二、「大一統」における夷狄の位置 三、夷狄を従える理念の帝国 |
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第九章 「古典中國」の形成と王莽 |
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一、古典的国制への提言 二、普遍性と「漢家の故事」 三、古文學への傾斜 |
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第十章 元始中の故事と後漢の禮制 |
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一、古文學の重み 二、古文學から今文學へ 三、漢家の故事 |
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第十一章 規範としての「古典中國」 |
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一、「儒教國家」の大綱 二、中国社会の規範 三、『白虎通』の影響 |
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第十二章 漢書學の展開と「古典中國」 |
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一、漢書學の展開 二、規範の書 三、「漢」の「古典中國」化 |
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終章 「古典中國」における王莽の位置 |
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一、『漢書』の偏向と儒教一尊 二、「古典中國」の形成と王莽 三、「古典中國」の成立と展開 |
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附章 二千年の定説を覆す |
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一、緒言 漢代儒教の官学化をめぐる諸問題 二、第一篇 五經博士の研究 三、第二篇 董仲舒の研究 四、第三篇 班固『漢書』の研究 五、描き出された水準とこれからの課題 |