タイトルコード |
1000100876485 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
台湾の日本語教科書と中国語会話書の研究 |
書名ヨミ |
タイワン ノ ニホンゴ キョウカショ ト チュウゴクゴ カイワショ ノ ケンキュウ |
|
昭和20年まで |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
園田 博文/著
|
著者名ヨミ |
ソノダ ヒロフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
武蔵野書院
|
出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-8386-0742-6 |
ISBN |
4-8386-0742-6 |
数量 |
332,67p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
810.9
|
件名 |
日本語
言語政策
教科書
中国語教育-歴史
台湾-歴史-日本統治時代
|
注記 |
文献:p304〜318 |
内容紹介 |
台湾における日本語教科書と日本語資料について、さらに、日清韓会話書・台湾語会話書の成立と中国語方言会話書への展開について論じる。中国語会話書(北京官話会話書)の成立と展開についても考察する。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。同朋大学文学部教授。著書に「日清戦争以前の日本語・中国語会話集」がある。 |
目次タイトル |
序章 |
|
第1部 台湾における日本語教科書と日本語資料 |
|
第1章 台湾における日本語教育・国語教育の概観(明治28年〜昭和20年) |
|
1 はじめに 2 昭和前期の図書(国立国会図書館と国立台湾図書館) 3 322種の日本語関連雑誌(国立台湾図書館) 4 戦後への展開 |
|
第2章 国語普及の三大雑誌『国光』『黎明』『薫風』(昭和7年創刊)の日本語 |
|
1 先行研究と本章の目的 2 台湾の図書館調査 3 『薫風』(後に『青年之友』と改題)について 4 『黎明』について 5 『国光』について 6 『薫風』『黎明』における青年劇について 7 『黎明』『国光』における地震の記事について 8 『黎明』『国光』の学習者に関する記事 9 まとめと今後の課題 |
|
第3章 『国光』における投稿文の資料性-誤用と誤文訂正を中心に- |
|
1 はじめに 2 『国光』(昭和7年創刊)について 3 効果的な学習法の工夫 4 投稿文の資料としての特徴 5 まとめと今後の課題 |
|
第4章 『新国語教本教授書』における仮名導入前の日本語指導について |
|
1 はじめに 2 『国光』『黎明』『薫風』と『新国語教本』 3 『新国語教本』について 4 『新国語教本教授書』について 5 仮名導入前の日本語指導 6 仮名導入後(第18課〜)の指導 7 まとめと今後の課題 |
|
第5章 『教授細目』「男子教材」「女子教材」から見た規範としての女性語 |
|
1 はじめに 2 『潮州郡国語講習所用話方読方教授細目』(昭和15年刊)について 3 「男子教材」と「女子教材」から見た女性語 4 まとめと今後の課題 |
|
第6章 『教授細目』『指導細案』から見た台湾における日本語の発音指導 |
|
1 はじめに 2 話す指導としての「全島(全国)国語演習会」(『国光』の記事から) 3 誤用例の全体像 4 項目別具体例の考察 5 まとめと今後の課題 |
|
第2部 日清韓会話書・台湾語会話書の成立と中国語方言会話書への展開 |
|
第1章 日清韓会話書における指定丁寧表現・形容詞丁寧表現 |
|
1 はじめに 2 日清戦争期の日清韓会話書について 3 指定丁寧表現と形容詞丁寧表現 4 まとめと今後の課題 |
|
第2章 明治初年日本語会話書における指定丁寧表現・形容詞丁寧表現-日清韓会話書との比較- |
|
1 はじめに 2 明治初期の日本語教科書について 3 明治初期日本語教科書に見られる指定丁寧表現・形容詞丁寧表現 4 まとめと今後の課題 |
|
第3章 『日清会話』と『日韓会話』の成立過程に関する考察 |
|
1 はじめに 2 『日韓会話』と『日清会話』の成立と指定丁寧表現・形容詞丁寧表現 3 日清戦争勃発直前直後の会話書 4 『兵要朝鮮語』と『兵要支那語』、『増訂再版兵要支那語付朝鮮語』 5 『実用朝鮮語』と『実用支那語』 6 まとめと今後の課題 |
|
第4章 台湾語会話書の成立-植物語彙を中心に- |
|
1 はじめに 2 台湾語とは 3 本章で扱う資料について 4 明治28年刊台湾語会話書の緒言と構成 5 台湾語と日本語の植物語彙(野菜・果物)について 6 まとめと今後の課題 |
|
第5章 台湾語会話書の展開と広東語会話書・海南語会話書への発展 |
|
1 台湾語会話書21種について 2 広東語会話書について 3 海南語会話書について |
|
第3部 中国語会話書(北京官話会話書)の成立と展開 |
|
第1章 中国語教育史についての概観 |
|
1 はじめに 2 中国語会話書に関係する主要人物7名について 3 中国語会話書・中国語教育の時期区分について 4 草創期における官(政府)による中国語教育 5 草創期における中国への留学生 6 民間の中国語教育 7 中国語関係書の出版点数の推移 8 まとめと今後の課題 |
|
第2章 明治前期の中国語会話書 |
|
<序章> <終章> |
|
第3章 日本語資料としての『官話指南総訳』(明治38年刊) |
|
1 はじめに 2 『官話指南』(明治15年刊)の書誌 3 『改訂官話指南』(明治36年刊)の書誌 4 『官話指南総訳』(明治38年刊)の書誌 5 日本語訳文について 6 『官話指南総訳』の日本語資料としての特徴 7 今後の発展的研究について |
|
第4章 日本語資料としての『東語士商叢談便覧』(明治38年刊)と文求堂主人田中慶太郎 |
|
1 はじめに 2 『北京官話士商叢談便覧』の書誌 3 『東語士商叢談便覧』の書誌 4 ワア行五段動詞連用形の音便 5 まとめと今後の課題 |
|
第5章 『北京官話談論新篇』と総訳本2種(明治43年刊、昭和8年刊) |
|
1 『北京官話談論新篇』(『官話談論新篇』)の書誌 2 『談論新編訳本』の書誌 3 『談論新編総訳』の書誌 4 『北京官話談論新篇』の展開と今後の研究課題 |
|
第6章 『官話急就篇』『急就篇』と総訳本4種(大正5、6、13年刊、昭和9年刊)の日本語 |
|
1 はじめに 2 『官話急就篇』『急就篇』の書誌 3 『官話急就篇総訳』(杉本吉五郎)(大正5年刊)について 4 『官話急就篇詳訳』(大橋末彦)(大正6年刊)について 5 『急就篇を基礎とせる支那語独習』(打田重治郎)(大正13年刊)について 6 『急就篇総訳』(宮島大八)(昭和9年刊)について 7 まとめと今後の課題 |
|
第7章 『官話急就篇』『急就篇』訳述書の質問表現 |
|
1 はじめに 2 質問表現に関する先行研究 3 使用資料と分析方法について 4 中国語の質問文に疑問詞がない場合 5 中国語の質問文に疑問詞がある場合 6 訳述方針の考察 7 まとめと今後の課題 |
|
第8章 中国語会話書における当為表現の特徴 |
|
1 はじめに 2 調査資料 3 二重否定形式当為表現「ネバナラヌ類」について 4 周辺的な当為表現について 5 まとめと今後の課題 |
|
第9章 『官話急就篇』総訳本4種における当為表現 |
|
1 はじめに 2 主要な中国語会話書 3 本章の目的 4 『急就篇』に関する調査資料と調査方法について 5 調査結果と分析(1)調査資料全体の二重否定型(80組239例)について 6 調査結果と分析(2)4種対応例の二重否定型(45組180例)について 7 調査結果と分析(3)日中対照 8 まとめと今後の課題 |
|
第10章 当為表現の直訳度および『東語士商叢談便覧』における当為表現 |
|
1 当為表現の直訳度を考える際の調査資料 2 当為表現の直訳度との比較 3 『東語士商叢談便覧』(明治38年刊)における当為表現 |
|
終章 |
|
中国語会話書一覧 |
|
1 中国語会話書一覧の示し方について 2 日本語の会話文が現れている中国語会話書一覧 3 本文が中国語文のみの中国語会話書一覧 |