タイトルコード |
1000100889177 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世の寺社焼き討ちと神仏冒瀆 |
書名ヨミ |
チュウセイ ノ ジシャ ヤキウチ ト シンブツ ボウトク |
叢書名 |
戎光祥研究叢書
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叢書番号 |
21 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
稙田 誠/著
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著者名ヨミ |
ワサダ マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
戎光祥出版
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出版年月 |
2021.4 |
本体価格 |
¥8400 |
ISBN |
978-4-86403-384-8 |
ISBN |
4-86403-384-8 |
数量 |
287,20p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
162.1
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件名 |
宗教-日本
日本-歴史-中世
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内容紹介 |
日本の中世全体を宗教・神仏の強い影響下にあった時代と見立てたうえで、そうした時代のなか様々な「神威超克」の動きが背中合わせのように展開したせめぎあいの様相を、神仏と中世人の関係性を基軸に議論する。 |
著者紹介 |
1980年大分県生まれ。別府大学文学部史学科(現、史学・文化財学科)卒業。佐藤義美記念館勤務(学芸員)。専攻は中世宗教史・思想史。 |
目次タイトル |
序章 中世宗教史研究の達成・課題と本書の構成 |
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第一節 研究史と問題の所在 第二節 本書の構成と概要 |
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第Ⅰ部 神威超克の実態と正当化の論理 |
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第一章 中世における寺社焼き討ちの実態と神威超克の論理 |
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はじめに 第一節 南北朝時代における寺社焼き討ちの実態 第二節 平安時代後期〜鎌倉時代における寺社焼き討ちの実態 第三節 神威超克の論理 おわりに |
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第二章 寺院中核焼き討ち考 |
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はじめに 第一節 本堂焼き討ちについて 第二節 本尊焼き討ちについて おわりに |
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第三章 寺社焼き討ち正当化の方便の思想史的考察 |
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はじめに 第一節 「罪業本ヨリ所有ナシ。妄想顚倒ヨリ起ル。心性源清ケレバ、衆生即仏也」という方便について 第二節 「焼いた堂舎は再建すればよい」という方便について 第三節 「焼かれた堂社は再建すればよい」という方便について 第四節 「焼かれた堂社は再建すればよい」という方便形成の背景について おわりに |
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第四章 墓の聖性とその破壊・冒瀆 |
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はじめに 第一節 墓の聖性について 第二節 墓を破壊すること 第三節 墓を冒瀆すること おわりに |
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第Ⅱ部 神仏と中世人の角逐 |
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第一章 参籠祈願の場における神仏恫喝について |
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はじめに 第一節 『曽我物語』に見る参籠祈願の実態 第二節 『曽我物語』に見る神仏恫喝の実態 第三節 諸史料に見る参籠祈願と神仏恫喝 第四節 神仏恫喝の背景と中世人の心性 おわりに |
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第二章 戦国時代における神仏唾棄について |
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はじめに 第一節 神仏唾棄の実態 第二節 「自分を裏切った(約束を破った)神仏は唾棄してもよい」という方便について 第三節 「力のない神仏は唾棄してもよい」という方便について おわりに |
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第三章 織田信長の信心・不信心の様相 |
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はじめに 第一節 信長の信心について 第二節 信長の不信心の契機について 第三節 信長の不信心の実態 おわりに |
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第四章 信仰秘匿の実態とその思想的背景 |
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はじめに 第一節 キリシタンにおける信仰秘匿の実態 第二節 中世日蓮宗における信仰秘匿の実態 第三節 中世真宗における信仰秘匿の実態 第四節 信仰秘匿の思想的背景 おわりに |
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終章 まとめと課題・展望 |