タイトルコード |
1000100899577 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
マオとミカド |
書名ヨミ |
マオ ト ミカド |
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日中関係史の中の「天皇」 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
城山 英巳/著
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著者名ヨミ |
シロヤマ ヒデミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
白水社
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出版年月 |
2021.6 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-560-09798-4 |
ISBN |
4-560-09798-4 |
数量 |
537,62p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
319.1022
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件名 |
日本-対外関係-中国-歴史
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内容紹介 |
日中関係史の中で、中国側指導者は日本をどう戦略的に利用したのか。1945年の日本敗戦、49年の共産党による新中国成立を挟み、毛沢東、鄧小平、蔣介石、天皇、日本の中国通外交官らによる相手への認識や行動を解明する。 |
著者紹介 |
1969年生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。ボーン・上田記念国際記者賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 日中関係史の中で「天皇」が持つ意味 |
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第一章 国交正常化と「中国通」外交官の役割 |
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一 昭和天皇の戦後中国認識 二 「天皇訪中」めぐる日中攻防 三 橋本恕という中国通外交官 四 正常化前の第三国秘密交渉 五 日中関係「トライアングル」論 |
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第二章 政治交渉史としての天皇訪中 |
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一 昭和後・天安門事件後の中国認識 二 「政治主導」の限界 三 中国はなぜ天皇訪中にこだわったのか |
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第三章 毛沢東の天皇観はどうつくられたか |
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一 岩井英一と中国共産党 二 毛沢東の対米接近 三 延安の野坂参三 四 天皇観、野坂から毛沢東へ |
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第四章 延安からモスクワ、東京 |
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一 野坂のソ連極秘会談 二 徳田・志賀と天皇観対立 三 野坂の戦後計画と象徴天皇制 |
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第五章 蔣介石の戦犯リスト |
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一 「戦犯リスト」の全容 二 戦犯リストはいかに作成されたか 三 「戦犯」としての天皇 四 蔣介石にとっての戦争和解 |
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第六章 「戦犯」乗り越えた異質支那通 |
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一 陸軍の内部告発者・田中隆吉 二 辻政信潜行と繆斌工作 三 日本敗戦と南京の岡村 四 蔣介石救った元日本軍人 |
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第七章 「戦犯」から「元首」へ天皇観変容 |
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一 蒸し返された「天皇戦犯論」 二 廖承志主導下の対日工作 三 鳩山一郎政権取り込み 四 「天皇陛下によろしく」 五 外交文書に記録された日本工作 |
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第八章 元軍人訪中団と毛沢東外交の戦略性 |
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一 元軍人の戦後中国認識 二 同時進行の寛大戦犯処理 三 天皇制の尊重 四 元軍人影響力に着目 五 贖罪意識と優越意識の交差 |
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終章 「外交主体」としての象徴天皇 |