タイトルコード |
1000100962496 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
沖縄のアメラジアン |
書名ヨミ |
オキナワ ノ アメラジアン |
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移動と「ダブル」の社会学的研究 |
叢書名 |
MINERVA社会学叢書
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叢書番号 |
62 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
野入 直美/著
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著者名ヨミ |
ノイリ ナオミ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-623-09323-6 |
ISBN |
4-623-09323-6 |
数量 |
7,362p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.41
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件名 |
アメリカ人(日本在留)
混血児
沖縄県
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注記 |
文献:p343〜360 |
内容紹介 |
アメラジアンは、米軍の派兵や駐留を背景に、アメリカ人とアジア人の間に生まれた人のこと。アメラジアンというカテゴリーの成り立ちと社会的事象としての展開を考察。アメラジアンをめぐる研究を整理し、到達点と課題を示す。 |
著者紹介 |
立命館大学大学院応用社会学専攻博士課程後期課程単位取得卒業。博士(社会学)(甲南大学)。琉球大学人文社会学部准教授。著書に「沖縄-奄美の境界変動と人の移動」など。 |
目次タイトル |
序章 アメリカが「アメラジアン」を見出す |
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1 研究の目的と方法 2 アメリカ・韓国・フィリピンにおける「アメラジアン」 3 日本におけるアメラジアン研究 |
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第Ⅰ部 「現場」としてのアメラジアンスクール |
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第1章 アメラジアンとかかわる |
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1 アクション・リサーチの定義と展開 2 アメラジアンスクールにおける私のアクション・リサーチ 3 小括 |
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第2章 アメラジアンスクールが立ちあがる |
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1 「アメラジアン」の沖縄的展開 2 アメラジアンスクールの設立経緯 3 就学先不明-沖縄県による重国籍児等就学実態調査 4 外国人の子どもの「不就学」問題 |
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第3章 アメラジアンスクールに通う |
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1 生徒たちの背景 2 生徒の移動と編入学・転出 3 編入生のケース・スタディ 4 在校生・卒業生のいじめ調査 5 アメラジアンスクール卒業生の進路とキャリア |
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第4章 アメラジアンがアメラジアンを撮る |
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1 当事者による映像表象の研究 2 ブラジル人学校との比較 3 アメラジアンのドラマ“Double's World”の批判的分析 4 小括 |
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第5章 アメラジアンを教える |
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1 アメラジアンスクールのカリキュラム 2 「出席扱い」をめぐる公教育との交渉 |
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第Ⅱ部 現代社会とアメラジアン |
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第6章 教育支援からとりこぼされる「ダブル」の子どもたち |
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1 「ダブル」は支援ニーズの有無さえ問われない 2 「多文化多言語環境に育つ子ども」という類型 3 増加する外国人労働者とアメラジアン |
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第7章 アメラジアンの子どもを育てる |
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1 母親のライフヒストリー 2 分析と考察 |
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第8章 アメラジアンが大人になる |
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1 アメラジアンスクール卒業生のケース・スタディ 2 フェンスの中のアメラジアン-沖縄の米軍基地内で学び働く青年の経験 3 ハワイのアメラジアン-沖縄とサモアのルーツを生きるきょうだいの経験 4 分析と考察 |
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第9章 映像の中にアメラジアンがいる |
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1 報道,映画とお笑い 2 ニュース特集における「基地の落とし子」という表象-筑紫哲也NEWS23(TBSテレビ)「もうひとつの沖縄の現実-アメラジアン」(1998) 3 ドキュメンタリー映画における「ダブル」の“肯定的な”表象-レジー・ライフ監督“DOUBLES:Japan and America's Intercultural children”(邦題:ダブルズ-日米二つの文化を生きる)(1995) 4 コントの舞台における「島ハーフ芸人」の“自虐”ギャグ-「抱腹絶倒!沖縄ランド」沖縄お笑い芸人FEC「お笑い米軍基地7」(2011) |
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第Ⅲ部 沖縄における「混血児調査」の歴史 |
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第10章 米軍統治下で「混血児」が調べられる |
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1 「混血児調査」を問う視点 2 調査以前-「混血児」の出生と性暴力の言説 3 1955年「混血児調査」 4 1961年「混血児調査」 |
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第11章 本土復帰後に「混血児」が調べられる |
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1 1975年「混血児調査」 2 1970年代における「混血児」「国際児」をめぐる文脈 3 小括-もうひとつの本土復帰 |
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結論 <アメラジアン>から発見する |
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1 マイノリティと「自己責任」 2 <アメラジアン>の時空間 3 <アメラジアン>によって見いだされたこと 4 「混血」と「ダブル」 5 エスニシティと「ダブル」 6 結語-移動と「ダブル」の社会学的研究 |