タイトルコード |
1000101012924 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
教師の社会学 |
書名ヨミ |
キョウシ ノ シャカイガク |
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フランスにみる教職の現在とジェンダー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
園山 大祐/監修・監訳
田川 千尋/監訳
京免 徹雄/編著
小畑 理香/編著
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著者名ヨミ |
ソノヤマ ダイスケ タガワ チヒロ キョウメン テツオ コバタ リカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2022.9 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-326-60354-1 |
ISBN |
4-326-60354-1 |
数量 |
12,434p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
373.7
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件名 |
教員
フランス-教育
女性問題
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注記 |
文献:p391〜416 |
内容紹介 |
フランスや日本の教師教育では、いま何が課題となっているのか。教師とジェンダーの関係性に着目しつつ、フランスの教職および教師教育に関する社会学的研究の事例を検証。同じ課題を抱える日本の教育施策への示唆を見い出す。 |
目次タイトル |
序章 フランスの教師と教師養成の課題 |
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1.はじめに 2.学校教育制度の拡充と教師養成の歴史 3.給与,昇進と人事異動 4.教師の現況 5.おわりに |
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第Ⅰ部 教職の変遷と現在 |
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第1章 フランスの教師と教師養成の課題 |
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1.はじめに 2.教職の価値についての教師の意見は,教職の変化と各人の人生とが交わる場所で生まれる 3.経歴に準じて変化する,教職に見出す価値 4.教師が感じる教職の価値を説明するいくつかの要素 5.職業専門化(professionnalisation)の試練における教職の価値への曖昧な態度 |
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第2章 教師集団の形態と社会心理 |
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1.はじめに 2.性別と世代 3.父方の祖先と配偶者の選択 4.教師の職および組織との関係 |
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第3章 教職の変遷 |
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1.はじめに 2.不確かな職業専門化(Professionnalisation) 3.教師のアイデンティティーのダイナミクス 4.おわりに |
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第4章 アグレガシオンと教授能力 |
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1.はじめに 2.アグレジェの教授能力育成の欠如 3.非アグレジェの批判と教育の民主化の要請のはざまで(20〜21世紀) 4.おわりに |
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第5章 学校教育で有益となる文化資本の伝達 |
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1.はじめに 2.教師の親による教育実践の特殊性の解明を目的とした二つの調査 3.教師の親による教育実践の弁別特徴 4.おわりに |
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第6章 親の社会的地位の違いから見た中・高等教育における「教師の親効果」 |
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1.はじめに 2.学校教育資本の構築から社会的地位の獲得まで 3.方法論 4.少なくとも父親・母親のどちらかが教師である夫婦の子ども 5.教師の母親,教師の父親それぞれに固有の効果を明らかにする 6.おわりに |
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第Ⅱ部 教師とジェンダー |
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第7章 1950年から1980年における中等教師の女性比率の問題 |
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1.はじめに 2.女性比率 3.男女間における格差 4.主要教科と副次教科 5.女性志願者数の増大と国民教育省責任者のジレンマ |
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第8章 女子校から男女共学への変遷にみる中等教育機関の管理職 |
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1.はじめに 2.女性校長,あるいは差異のなかの不平等 3.中等教育における教師職の女性化と管理職の男性化 4.2000年代における学校機関の管理職 5.おわりに |
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第9章 教師養成にみる「女子と男子」の平等教育 |
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1.はじめに 2.研究 3.方法論 4.結果 5.考察および展望 6.理論研究から実践的研修へ 7.おわりに |
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第10章 教師の実践はどのようにして性別間不平等を作り出すか? |
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1.はじめに 2.生徒の性別によって異なる対応という点から見た教師の実践 3.男性教師・女性教師の知識との関係性への影響は生徒の性別によって異なるのだろうか? |
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第11章 教育社会学と教師 |
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1.はじめに 2.1960年代から1990年代までの女性初等教師 3.中等教育の女性教師 4.女性中等教師の置かれた状況とキャリア 5.おわりに |
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第12章 仏日のジェンダーと教育研究からみた課題 |
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1.はじめに 2.教師構成におけるジェンダー関係 3.教師と児童・生徒の相互作用 4.教師養成とジェンダー平等 5.教師と政治性 女性教師はどこに向かうのか |
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第Ⅲ部 教師の労働環境 |
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第13章 「校外」における教師の不可視な労働 |
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1.はじめに 2.中等教師の職務と活動 3.教師の活動を限定することの難しさ 4.「校外」における教師の労働 5.「校外」の仕事の組み立てにおけるジェンダー 6.おわりに |
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第14章 教師の精神的消耗と挫折感 |
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1.はじめに 2.教職の緊張 3.消耗,疲労,自己投入 |
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第15章 教えることのリスク |
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1.はじめに 2.現在の社会的状況 3.困難の否認の様々な形 4.教師の日常における苦痛の源 5.集団臨床支援 6.おわりに |
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第16章 教師の離職 |
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1.はじめに 2.学校を去る教師を数値化する 3.告発される労働条件 4.三つの形態に振り分けられる離職 5.おわりに |
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第17章 初等教師への道 |
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1.はじめに 2.初等教師の成り手の確保に重要な役割を果たす母集団 3.初等教師への転職の基盤となるモチベーション 4.おわりに |
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第18章 教師を支える多様な専門職の役割とアイデンティティー |
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1.はじめに 2.初等教育に介入する支援スタッフ 3.中等教育に介入する支援スタッフ 4.生徒指導専門職の役割とアイデンティティー 5.進路指導専門職の役割とアイデンティティー 6.おわりに |
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終章 日仏比較からみえる教職の未来 |
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1.本書のまとめ 2.日本への示唆 |