タイトルコード |
1000101034120 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
社会考古学講義 |
書名ヨミ |
シャカイ コウコガク コウギ |
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コミュニケーションを分析最小基本単位とする考古学の再編 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
溝口 孝司/著
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著者名ヨミ |
ミゾグチ コウジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同成社
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出版年月 |
2022.12 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-88621-895-7 |
ISBN |
4-88621-895-7 |
数量 |
13,393p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
202.5
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件名 |
考古学
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注記 |
文献:p357〜372 |
内容紹介 |
考古学とは何か。考古学における「人」「モノ」とは何なのか。コミュニケーションを基軸に考古資料と社会システムを考察。著者が目指す社会考古学の実践理論を体系的に示す。2020年九州大学大学院の講義をもとに書籍化。 |
著者紹介 |
北九州市生まれ。ケンブリッジ大学考古・人類学部考古学科博士課程修了。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と内容 |
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1.この書物は何を目指すのか? 2.この書物の構成 |
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第Ⅰ部 基礎論 |
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第1章 考古学とは何か?社会考古学とは何か? |
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1.考古学とは何か? 2.考古学における<人>とは何か? 3.考古学における<モノ>とは何か? 4.考古学における<過去>とは何か? 5.社会考古学とは何か? |
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第2章 コミュニケーション・システム概念を基軸とする社会考古学理論の構築 |
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1.すでに存在する社会考古学-マルクス主義考古学・システム論的考古学とそれらの問題点- 2.<アセンブリッジ>とアンソニー・ギデンズの「構造化理論」 3.<システム>とは何か? 4.<システム>の類別 5.社会考古学の最小基本分析単位としての<コミュニケーション・システム> 6.<コミュニケーション・システム>の存立-<コミュニケーション・システム>と<心的システム>の関係性の実態- 7.<コミュニケーション・システム>の存立・自己再生産と<相互予期>と考古学的物的差異 8.「社会の変化」の基盤としてのコミュニケーション・システムの変化 9.二つの事例による上記の予備的確認とまとめ:「墓地」と「広域分布現象」 10.コミュニケーション・システム概念を基軸とする社会考古学の新しい理論 |
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第Ⅱ部 応用論 |
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第3章 考古資料からコミュニケーション・システムの存在・作動を分析する |
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1.導入:コミュニケーション・システムを考古学できるか? 2.社会考古学的土器研究史 3.土器の製作・使用とコミュニケーション 4.ケース・スタディ:関西地方の弥生時代中期の土器 5.土器・コミュニケーション・組織・社会 6.付:応用事例 |
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第4章 考古資料からコミュニケーション・システムの変化を分析する |
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1.導入:コミュニケーション・システムの変化を考古学できるか? 2.社会考古学的葬送墓制・墓地研究史 3.葬送コミュニケーション・システムとその変化 4.ケース・スタディ:弥生時代中期北部九州甕棺墓地の変遷 5.葬送コミュニケーション・システムの変化と自律性 6.付:応用事例 |
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第5章 考古資料からコミュニケーション・システムの変化と組織システム・社会システムの変化を分析する1 |
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1.導入:社会の通時的大変化を考古学できるか? 2.社会の長期的変動へのアプローチ 3.ケース・スタディ:縄文土器と弥生土器はなぜ違うのか? 4.社会の大変化の実態への接近 5.付:応用事例 |
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第6章 考古資料からコミュニケーション・システムの変化と組織システム・社会システムの変化を分析する2 |
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1.導入:社会の共時的大変化を考古学できるか? 2.広域現象へのアプローチ 3.ケース・スタディ:広域現象としての古墳時代の開始 4.<古墳時代>はなぜ始まったのか? 5.付:応用事例 |
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第7章 考古資料から歴史を復元する |
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1.導入:<歴史>とは何か? 2.<歴史>としての全体社会システム分化モードの変化 3.<宗教>とは何か?<宗教コミュニケーション・システム>はどのように作動するか? 4.<歴史>としての<宗教コミュニケーション・システム>の変化と社会システム分化様態の変化との相関 5.宗教コミュニケーション・システムでたどった縄文から初期国家まで 6.付:応用事例 |
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第8章 社会考古学を「生きる」 |
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1.導入:考古学の<自己準拠性/自己言及性> 2.ショッピングモール 3.社会考古学の未来 |