タイトルコード |
1000101050151 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
戦後日本の教員採用 |
書名ヨミ |
センゴ ニホン ノ キョウイン サイヨウ |
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試験はなぜ始まり普及したのか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
前田 麦穂/著
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著者名ヨミ |
マエダ ムギホ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7710-3709-0 |
ISBN |
4-7710-3709-0 |
数量 |
8,180p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
373.7
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件名 |
教員養成-歴史
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注記 |
文献:p175〜177 |
内容紹介 |
教員採用は、法制度上では「選考」により行われると定められているが、その運用実態は、「選考試験」による量的統制が行われている。戦後日本における教員採用制度の形成過程について、実証研究をもとに解明を試みる。 |
著者紹介 |
埼玉県生まれ。東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学コース博士課程修了。國學院大學人間開発学部初等教育学科助教。日本教育学会奨励賞、東京大学而立賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 問題設定:「教員採用試験」のはじまりを描く |
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序.1 問題の所在 序.2 先行研究の検討 序.3 分析課題の設定と事例選択 |
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第1章 試験はいらない?:法解釈の変遷 |
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1.1 国家公務員法 1.2 教育公務員特例法の成立過程 1.3 教育公務員特例法の解説書 1.4 地方公務員法 1.5 人事院規則 1.6 小括 |
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第2章 推薦から試験へ:東京都 |
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2.1 分析の視点 2.2 学校長推薦期(1947-1953<昭和22-28>年度) 2.3 適性検査創設期(1953-1954<昭和28-29>年度) 2.4 適性検査確立期(1955-1956<昭和30-31>年度) 2.5 小括 |
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第3章 大都市から地方へ:文部省の「行政指導」と富山県 |
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3.1 文部省の「行政指導」 3.2 採用志願者名簿の整備と教員整理(1949-1951<昭和24-26>年度) 3.3 地教委設置と選考試験の開始(1952<昭和27>年度) 3.4 県教委の配置・斡旋体制と優先考慮方針(1953-1955<昭和28-30>年度) 3.5 「採用選考試験」から「選考資格検査」へ(1956-1957<昭和31-32>年度) 3.6 小括 |
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第4章 地方における普及:鹿児島県 |
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4.1 教員養成学部からの教員供給ルート(1948-1953<昭和23-28>年度) 4.2 「人事異動調整委員会」の設立(1952-1955<昭和27-30>年度) 4.3 選考試験の前史(1955<昭和30>年度) 4.4 選考試験の開始(1956<昭和31>年度) 4.5 小括 |
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第5章 大都市と郡部の県内格差:兵庫県 |
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5.1 戦災と教員不足への対応(1946-1949<昭和21-24>年度) 5.2 教員供給の県内格差(1949-1953<昭和24-28>年度) 5.3 教員志願者の都市部集中と高学歴化(1952-1955<昭和27-30>年度) 5.4 選考試験の実施(1956<昭和31>年度) 5.5 小括 |
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第6章 試験なき教員採用の模索:島根県 |
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6.1 試験導入の検討と見送り(1949-1954<昭和24-29>年度) 6.2 試験なき教員採用(1954-1956<昭和29-31>年度) 6.3 試験の再検討と実施決定(1957-1958<昭和32-33>年度) 6.4 小括 |
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第7章 有資格者不足という困難:青森県 |
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7.1 有資格者不足への対応(1948-1957<昭和23-32>年度) 7.2 選考試験の導入過程(1954-1959<昭和29-34>年) 7.3 小括 |
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終章 結論:教員採用制度の形成と「動的相互依存モデル」 |
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終.1 各章の分析結果の要約と結論 終.2 本書の意義 終.3 本書の示唆 終.4 課題と展望 |