タイトルコード |
1000101182296 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
平安期物語における継子譚受容 |
書名ヨミ |
ヘイアンキ モノガタリ ニ オケル ママコタン ジュヨウ |
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孝子説話型継子譚との比較研究から |
叢書名 |
研究叢書
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叢書番号 |
571 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森 あかね/著
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著者名ヨミ |
モリ アカネ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
和泉書院
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出版年月 |
2024.8 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-7576-1100-9 |
ISBN |
4-7576-1100-9 |
数量 |
8,284p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.3
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件名 |
物語文学
日本文学-歴史-平安時代
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注記 |
文献:p259〜275 |
内容紹介 |
漢土・インド伝来の継母に一途に仕える孝子を讃えることを目的とした「孝子説話型継子譚」と、「シンデレラ型継子譚」の比較を中心に、「落窪物語」「源氏物語」など継子譚が組み込まれた平安期物語における表現を再構築する。 |
著者紹介 |
長崎県佐世保市生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。同大学人文科学研究所嘱託研究員(社外)。九州産業大学国際文化学部講師。博士(国文学)。専門は中古文学、物語文学。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一部 物語表現としての継子いじめ |
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第一章 平安期物語における「継子」「継母」「継父」「継女」の使用実態 |
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一 はじめに 二 平安期物語の「継母」「継父」「継子」「継女」の用例数 三 呼称的用例の「継母」「継父」「継子」「継女」 四 一般語用例の「継母」「継子」 五 継子いじめに対する連想 六 まとめ |
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第二章 平安期物語の継子譚展開 |
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一 はじめに 二 先行研究概観と問題点 三 継子いじめ発端要因の設定 四 孝と漢土の継子譚の受容 五 まとめ |
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第二部 短編から長編物語へ |
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第三章 『落窪物語』における孝養 |
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一 はじめに 二 孝養譚に対する視座 三 継子いじめから孝養へ 四 拡大された孝 五 物語内における孝の役割 六 まとめ |
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第四章 『落窪物語』北の方における継母造形 |
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一 はじめに 二 先行継子譚における継母の迫害 三 『落窪物語』における継母の迫害 四 娘を幽閉する母の姿 五 まとめ |
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第五章 『うつほ物語』忠こそ物語における長編への方法 |
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一 はじめに 二 忠こそ物語と『孝子伝』「伯奇」 三 忠こそ物語における「親子の愛しさ」と「琴の音楽」 四 「琴」「親子のいとしさ」と「孝」の関係 五 まとめ |
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第三部 『源氏物語』と継子譚 |
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第六章 継息子の物語としての光源氏の物語 |
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一 はじめに 二 光源氏と弘徽殿女御の関係規定 三 先行研究における評価 四 大陸伝来の継子譚との展開比較 五 まとめ |
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第七章 光源氏の物語と舜譚 |
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一 はじめに 二 舜譚の構成 三 舜譚と光源氏の物語における展開比較 四 国家統治理念としての孝 五 まとめ |
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第八章 紫の上と明石姫君 |
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一 はじめに 二 継子としての紫の上 三 継母・養母としての紫の上 四 馬皇后・粛宗型の関係との比較 五 隠される紫の上の傷 六 まとめ |
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第四部 物語における「孝」 |
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第九章 『落窪物語』における女君の力 |
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一 はじめに 二 先行継子譚における父親の描写 三 『落窪物語』の父親の役割 四 孝の力 五 まとめ |
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第十章 『源氏物語』における「孝」の方法 |
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一 はじめに 二 「孝」本来の意味と、先行物語のあり方 三 『源氏物語』における「孝」の用例 四 内大臣における「孝」の連なり 五 まとめ |
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第十一章 光源氏の「孝」に対するまなざし |
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一 はじめに 二 光源氏に繫がる「孝」の用例 三 継母・継子の恋愛関係と不孝意識 四 「天」と「孝」 五 不孝の人、光源氏 六 まとめ |
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終章 |