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千葉県の「地名」について

 千葉県立図書館では、千葉県の地名に関する資料を多数所蔵しています。基本的な図書を使って千葉県の「地名」について調べるための方法をご紹介します。【2013年6月7日改訂】

目次

    所蔵館 中:中央図書館(千葉市) 西:西部図書館(松戸市) 東:東部図書館(旭市)

 資料は最寄りの県立図書館や市町村立図書館等に取寄せできますが、参考書(事典、白書等)や千葉県資料室の資料などには取り寄せられない資料もあります。詳しくは、所蔵館へお問い合わせください。

 ※この調べ方案内には、特定市町村の資料(例えば『茂原市の地名と伝説』など)は、含みません。

1. 基本的な事典など

書名出版情報請求記号
日本歴史地名大系  12  千葉県の地名 平凡社  1996

(中)29103/3/12 (西)2910/23/12 (東)29103/11/12

大小の地名を項目として取り上げ、その地を舞台として展開された歴史・文化・生活を克明に記した歴史地名事典。項目は、行政地名、人文地名、自然地名、考古遺跡、神社・寺院なども歴史地名に準じて扱われており、土地を舞台とした歴史を総合的に明らかにしています。文献解題が巻末にあります。

角川日本地名大辞典  12 千葉県 角川書店  1984

(中)29103/KA14/12

(西)2910/7/12

(東)29103/2/12

古代より時代に沿って現代に至る地名とその文献が詳細に記述されています。また、本編の前に「難読地名索引」があり、地名の漢字一字目の画数で読みを調べられます。巻末には「小字一覧」や、市町村合併を表で表した「市町村沿革表」など便利な資料が付いています。地名調査、必須の事典。
古代地名大辞典  本編 角川書店  1999

(中)29103/29/1

(西)29103/8

(東)29103/56/1

『角川日本地名大辞典』県別47巻別巻2刊行開始から20年を機に、この間に進展した木簡・墨書・漆紙文書などの研究成果を反映して編集。各県別データの古代に関する全情報を抽出し、文治元年(1185年)までに成立した「万葉集」「風土記」をはじめとする史料に見える地名を対象としています。「索引・資料編」には木簡などに見える地名集成を収録。

房総叢書  紀元二千六百年記念  全10巻、別1 紀元二千六百年記念房総叢書刊行会 1940-1944   西部所蔵分は改訂版

(中)C08/KI16/1 

(西)C0800/2

(東)C08/2

巻頭の例言に「房総ノ事物ヲ記述シタ故人ノ著作」「未刊ノ古書ヲ主トシ」とあり、明治20年以前の刊行の資料230種(うち77種は解説のみ)を収録しています。別巻は索引。地名索引を引くことで、『房総叢書』に収録の古い資料(例えば「房総志料」「上総国誌」)のどの部分に、特定の地名が掲載されているか分かります。

 なお、“房総叢書”は3度刊行され、収録資料が異なっています。最初の刊行は2巻本(大正元~3年刊)で、次にこの2巻本に資料を追加した10巻本(昭和15~19年刊)、3度目は10巻本に「房総通史」を加え、2巻分を1冊に合本した6巻本(昭和34年刊)です。

千葉県地名変遷総覧

千葉県立中央図書館  1970

東部所蔵分は2版(1972)

(中)C29/C42T/2

(西)C2903/72

(東)C29/11

邨岡良弼(むらおか りょうすけ)著『日本地理志料』を用い、他に千葉県報、県内各郡誌などより地名を採録しています。郷名を主項目に『日本地理志料』所収の大字名の昭和45年現在までの変遷過程を示したもの。地名が掲載されている古い資料を探すことができます。

千葉県市町村変遷一覧 千葉県立中央図書館  1964

(中)29103/3/12 

(西)2910/23/12 

(東)29103/11/12

明治22年4月、昭和38年10月現在の市町村一覧表、市町村変遷五十音索引表、藩県の変遷表等からなっています。

千葉県地名由来事典 小林 茂多編・刊行  1999

(中)C2903/4

県内に語り伝えられている地名の由来が、地名の五十音に配列されています。

2. 市町村史

 多くの市町村がその歴史をまとめた市町村史を1970年代以降に刊行しています。地名について記述のある市町村史もあります。また、郡誌等の地誌類も参考になる場合があります。

【例えばこんな資料があります】

書名出版情報請求記号
袖ケ浦市史  自然・民俗編 袖ケ浦市史編さん委員会編集  袖ケ浦市  1999

(中)C221/B04-34/2-1

(西)C221/B04-3

p639-659に「袖ヶ浦」「奈良輪」など地名の由来や変遷が記載されています。

銚子市史  続 1  昭和前期 銚子市編集  銚子市  1983

(中)C235C/C55/3-2(1)

(西)C235/K02-2/2-1

(東)C235/K02-1/2-1

p1-36「地名に秘められた歴史」では、「銚子」という地名の由来が、地域の歴史とともに説明されています。また、昭和8年の市制施行に伴う地名と行政区画の変更についてp238-273に記載。

 

3. 市町村合併

(1)図書館内の所蔵資料を探す

 明治時代以降、自治体の合併は何度も行われてきました。合併に伴い市町村名が変わります。平成の大合併は記憶に新しいところです。明治や昭和に行われた合併について調べられる資料をご紹介します。

【こんな資料がお薦めです】

書名出版情報請求記号
千葉県町村合併史  上・下巻

千葉県地方課編著  大和学芸図書  1979

東部所蔵分は葵書房(1957)

(中)C318/C42/6-1-1A

(西)C3180/7/1

(東)C318/2/1

昭和32(1957)年発行の復刻版。上巻は明治初期から昭和25(1950)年頃までの町村合併について、下巻は昭和28(1953)年の町村合併促進法前後の合併状況について書かれています。
千葉県市町村合併史  続編 千葉県地方課編集  千葉県市町村合併史刊行会  1980

(中)C318/C42 /6-2

(西)C3180/7/3

前掲『千葉県町村合併史上巻・下巻』の続編。昭和32(1957)年以降昭和47(1972)年までの市町村の合併状況が書かれています。巻末には、市町村の合併改称編入の図表と旧市町村名から引ける五十音索引があります。
千葉県市町村合併史-平成の市町村合併の記録-(第二版) 千葉県 2010

(中)C318/53

(西)C318/4

(東)C318/20/10

「平成の大合併」の合併市町村(野田市、鴨川市、柏市、旭市、いすみ市、匝瑳市、南房総市、成田市、香取市、山武市、横芝光町、印西市)の概要を掲載。最終的には合併に至らなかった地域の経過なども分かります。
千葉県統計年鑑  千葉県総合企画部統計課(年刊)

(中)C35/C42/10-年

(西)C35/2/年

(東)C35/5/年

巻頭の「千葉県行政区画図」は、現在の市町村が市制等を敷いた年月日、合併前の自治体名などが記載された地図です。毎年刊行されているため、最新の市町村の配置が一覧できます。

 

4. 雑誌記事で探す

(1)地名についての雑誌記事を探す 

 各土地の歴史や民俗について調査している方々の研究会が、千葉県内に多数あります。これらの研究会が刊行している会誌には、地名の由来などについて掲載されていることがあります。

 千葉県立図書館ホームページの「菜の花ライブラリー」収録の「千葉県歴史関係雑誌記事索引検索」は、千葉県内で発行されている歴史関係の雑誌から千葉県の歴史に関する雑誌記事を採録したデータベースです。地域名や「地名」という言葉をキーワードにして、記事を探すことができます。  

千葉県歴史関係雑誌記事索引採録誌一覧    

【例えば】

 詳細検索画面から親カテゴリを「千葉県歴史関係雑誌記事索引」、検索項目を「記事・論文名」に変えて、例えば、「松戸」「地名」を入力して検索すると次のような記事が見つかります。

 

(2)見たい記事が掲載されている雑誌を所蔵している図書館を探す

 千葉県立図書館ホームページの「図書・雑誌・視聴覚資料検索」で、「資料種別」の「雑誌」をチェックして検索します。

 「新聞・雑誌総合目録検索」では、県内の公共図書館で所蔵している雑誌を検索することができます。

 

 

5. インターネットで探す

地図閲覧サービス(ウオッちず) (国土交通省国土地理院)

  電子国土基本図(地図情報)を公開しています。索引図、地名・公共施設名、経緯度、市町村名からの検索ができ、現在の地名が確認できます。

郵便番号検索  (日本郵便)

 地図、住所、郵便番号から検索ができ、現地名のヨミを確認することができます。

 (インターネット最終アクセス:2013年5月1日)

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