東部図書館では、奇数月の第3土曜日に「名作映画鑑賞会」を開催しています。どうぞお気軽に足をお運びください。(無料)
ご予約は不要です。当日直接会場へお越しください。
詳細
時 間 | 開 場:13時15分~ 上 映:13時30分~ |
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場 所 | 東部図書館 3階研修室 |
定 員 | 60名 |
問い合わせ | 千葉県立東部図書館 電話0479-62-7070 |
平成26年1月の上映予定
1月18日(土)
『嵐が丘』 1939年/アメリカ/104分
■スタッフ
監 督 : ウィリアム・ワイラー
製 作 : サミュエル・ゴールドウィン
原 作 : エミリー・ブロンテ
脚 本 : ベン・ヘクト
チャールズ・マッカーサー
撮 影 : グレッグ・トーランド
音 楽 : アルフレッド・ニューマン
■キャスト
ローレンス・オリヴィエ
マール・オベロン
デヴィット・ニーヴン
ジェラルディン・フィッツジェラルド
フローラ・ロブソン
レオ・G・キャロル
ドナルド・クリスプ
■ストーリー
寒風が肌を刺す荒地に建つ屋敷「嵐が丘」の主人は、町で拾った男の子をヒースクリフと名付けて養子にした。当主の娘キャシーは彼を温かく受け入れるが、息子は彼を憎み、父の死後ヒースクリフを下働きにしてしまう。愛するキャシーは近くの息子と結婚し、失意の中ヒースクリフは失踪する。そして数年後、莫大な財産を手に嵐が丘に戻ってきた彼は、復讐の念に燃え・・・
■豆知識
エミリー・ブロンテ(1818-1848)は、英国が世界に先駆けて産業革命を達成した時代に、ヨークシャの牧師の家に5女1男の4女として生まれた。幼くして母を亡くし、母代わりになっていた姉2人も、寄宿舎の劣悪な環境から体を壊し、相次いで亡くなった。寄宿舎から連れ戻されたエミリー達姉妹は、牧師館に閉じこもり、父が土産に買ってきた兵隊人形で空想の世界へ入り込み、物語や詩を書いて遊ぶようになる。小さな手帳に書かれた物語は100冊を超え、現在はブロンテ記念館となったハワースの牧師館に展示されている。その後1846年にシャーロット、エミリー、アンの3姉妹は、合同詩集を出版し、またそれぞれが長編小説「ジェーン・エア」「嵐が丘」「アグネス・グレイ」も出版したので、英文学史では「ブロンテ姉妹」と呼ばれている。
(参考文献:内田能嗣編『ブロンテ姉妹小事典』研究社出版1998、野町二,荒井良雄著『イギリス文学案内』 朝日出版社 2002)
関連資料
資料名 | 著者名等 | 出版者名 | 出版年 | 請求記号 |
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ブロンテ姉妹とともに | 高橋 久夫 著 | 窓映社 | 1996 | 93026/フエ 1 |
エミリ・ブロンテ論 | 柳 五郎編 著 | 開文社出版 | 1998 | 93026/フエ 2 |
エミリ・ブロンテ | 真田 時蔵 著 | 北星堂書店 | 1999 | 93026/フエ 3 |
エミリ・ブロンテ神への叛逆 | ジル・ディックス・グナッシア 著 | 彩流社 | 2003 | 93026/フエ 4 |
プロンテ | ブライアン・ウィルクス 著 | 彩流社 | 1994 | 93026/フシ 1 |
ブロンテ姉妹の時空 | 中岡 洋 著 | 北星堂書店 | 1997 | 93026/フシ 2 |
ブロンテ初期作品の世界 | 岩上 はる子 著 | 開文社出版 | 1998 | 93026/フシ 4 |
ブロンテ文学のふるさと | 中岡 洋 編 | 大阪教育図書 | 1999 | 93026/フシ 5 |
ブロンテ家の物語 | 藤野 幸雄 著 | 勉誠出版 | 2000 | 93026/フシ 6 |
ブロンテ姉妹を学ぶ人のために | 中岡 洋 編 | 世界思想社 | 2005 | 93026/フシ10 |
ブロンテ物語 | 中村 佐喜子 著 | 三月書房 | 1988 | 93028/B93 |
ブロンテ全集 7 嵐が丘 | エミリ・ブロンテ 著 | みすず書房 | 1996 | 933/1/7 |
『嵐が丘』を読む | 中岡 洋編 著 | 開文社出版 | 2003 | 9336/フエ 1 |
「嵐が丘」の謎を解く | 広野 由美子 著 | 創元社 | 2001 | 9336/フエ 2 |
『嵐が丘』を読む | 川口 喬一 著 | みすず書房 | 2007 | 9336/フエ 3 |
エミリ・ブロンテの日記 | サラ・フェルミ 著 | 大阪教育図書 | 2013 | 9337/フサ 2 |