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書誌情報サマリ

書名

文法的詩学 

著者名 藤井 貞和/著
著者名ヨミ フジイ サダカズ
出版者 笠間書院
出版年月 2012.11


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No. 所蔵館 配架場所 請求記号 資料番号 資料種別 状態 個人貸出 在庫
1 中央図書館一般書庫815/51/0106378289一般在庫 

書誌詳細

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タイトルコード 1000100008538
書誌種別 図書
書名 文法的詩学 
書名ヨミ ブンポウテキ シガク
言語区分 日本語
著者名 藤井 貞和/著
著者名ヨミ フジイ サダカズ
出版地 東京
出版者 笠間書院
出版年月 2012.11
本体価格 ¥4500
ISBN 978-4-305-70674-4
ISBN 4-305-70674-4
数量 14,402,8p
大きさ 22cm
分類記号 815
件名 日本語-文法   日本文学
内容紹介 物語や詩歌を読むことと、言語学のさまざまな学説たちとのあいだで生まれた、古典語界の言語を当時の現代語として探究する書。「物語を読む、うたに心を託す」ために必要な言語理論を案出する。
著者紹介 1942年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業。現代詩の詩人。立正大学教授、東京大学名誉教授。専門は古代文学、言語態。著書に「人間のシンポジウム」「春楡の木」など。
目次タイトル 一章 文法的詩学、その構築
1 物語、うたを享受するために 2 精神的言語学 3 時枝「国語学」の視野 4 フェルディナン・ド・ソシュール 5 起源のロマンチシズム 6 読むことの復活 7 言語の文法と物語の文法 8 語り手の居場所を隠す文法 9 <助動辞、助辞>という機能語、その他 10 働かせる、動かすという機能
二章 「は」の主格補語性(上)
1 主体的意識による表現 2 助辞という機能語 3 「が」を押しのける「は」 4 「は、には、をば、へは」その他 5 「は」というファンクションキー 6 佐久間鼎『日本語の特質』 7 『日本語の特質』(佐久間)の続き 8 「周布」という視野
三章 「は」の主格補語性(下)
1 「主語」は要らないか 2 「が」は主格(=主語の提示) 3 古典語から見る差異化 4 「桐壺」巻分析 5 主格/所有格と古典語 6 「対象語」(時枝)について 7 主体的表現にとっての主部の提示-「は、も」
四章 活用呼応の形成
1 『てにをは紐鏡』そして『詞の玉緒』 2 係助辞発見の書であるか 3 <かかりむすび>と<能主格> 4 山田孝雄による係助辞の認定 5 題目提示論への批判 6 大野『係り結びの研究』 7 「こそ」〜已然形止め 8 「已然形こそ」 9 物語テクストに見る
五章 「アリar‐i」「り」「なり」という非過去
1 「夕顔」巻冒頭部の解析 2 動詞「あり」を判定する 3 「断定なり」にはアリar‐iが潜む 4 「と、たり」 5 「あり」の存在と助動詞のアリar‐i 6 「り」をめぐる 7 動詞「あり」のボーダーライン
六章 起源にひらく「き」の系譜
1 過去にあったこと 2 「けく、けば、けむ、けり」 3 「せ、し、しか」 4 起源の言語態としての「し」 5 起源譚から見る枕詞の発生 6 史歌という視野から見る 7 「き」=目睹回想は正しいか 8 未来の記憶-時制 9 「まし」との関係
七章 伝来の助動辞「けり」
1 動詞「来り」との関係 2 「けり」のパワーは 3 「けり」のテンス/アスペクト 4 口承語りの文体 5 「主体的表現、客体的表現」 6 時間の経過を機能する 7 「気づき、詠嘆」説の展開 8 「科学的ないし客観的方法」(竹岡) 9 伝来の助動辞として
八章 「けり」に“詠嘆”はあるか
1 詠嘆を担う語は 2 日本語に沿って 3 「気づき」について
九章 助動辞「ぬ」の性格
1 「はや舟に乗れ。日も暮れぬ」 2 滅び行く「ぬ」のあとで 3 「ぬ」の復元的不可知論 4 時制との関係は 5 仮に身を事件の現場に置いてみる 6 「〜てしまう、ちまう」考 7 上接する語から区別する? 8 陳述ということの処理 9 一音動詞からの転成 10 「秋来ぬと、おどろかれぬる」
十章 助動辞「つ」の性格
1 いましがた起きた 2 「つ」と「ぬ」 3 …となむ名のり侍りつる 4 想像と行為、あるいは未来 5 「て」の現在、課題
十一章 言文一致における時制の創発
1 「だ」調常体とは 2 多様な文末表現と「た」を選択することと 3 事実の確認判断という前提は正しいか 4 行為遂行性と現在性とのあいだ 5 事件後へ身を置いてみる仮定 6 完了と過去との親近関係 7 口語に見る「た」という過去 8 地の文の成立ということ
十二章 推量とは何か(一)
1 人類の疑心暗鬼 2 アム‐amという小接辞 3 「む」の機能的幅、および「むず」 4 推量と意志 5 「まく、まほし、まうし」 6 「けむ」 7 「らむ」 8 「ま」と「ま-し」
十三章 推量とは何か(二)
1 聞かれる助動辞-「伝聞なり」 2 事例さらに-『源氏物語』 3 活用語終止形への下接-「ななり、あなり」 4 「はべなり」と「侍るなり」 5 「めり」の視界は 6 終止形接続とは
十四章 推量とは何か(三)
1 「らむ、べし、まじ、らし」というグループ 2 「らむ、らし、べし」三角形 3 機能としての「べし、べらなり」 4 「ましじ、まじ」
十五章 らしさの助動辞
1 らしさという形容辞 2 形容辞としての質 3 古語らしさの用例 4 『万葉集』『源氏物語』の事例 5 「らしさ」とはどういうことかをめぐる
十六章 形容、否定、願望
1 形容辞「し」の位置 2 「ごとし、やうなり」 3 「じ、アン、ず、す、なふ、ない、で」-否定辞 4 程度を否定する「なし」 5 願望の「たし」-附「こそ、ばや、なむ」
十七章 時間域、推量域、形容域
1 「表出主体の意識」(小松光三) 2 「自己表出」(吉本)と時枝による批判 3 時枝モデル、小松モデル 4 認知運動の体系 5 時間域、推量域、形容域 6 「ぬ、つ、たり」の図形への投入
十八章 物語人称と語り
1 「見返る」ひと、「見たてまつる」 2 「見あはせたてまつりし」 3 物語人称と語り
十九章 会話/消息の人称体系
1 談話の文法からの差異 2 談話からの差異としての物語 3 四人称と人称表示 4 会話、消息の人称と語り 5 人物たちがみずからについて語る 6 人称を累進させる 7 読者像 8 物語に耳を傾ける人たち 9 二人称であろうとすること
二十章 語り手人称、自然称
1 詠み手の「思い」 2 屛風のなかで-物語歌 3 零記号とゼロ人称 4 無人称など 5 鳥称、擬人称、自然称
二十一章 敬称表示
1 敬語を成立させる「る、らる」 2 「す、さす」と「しむ」 3 「たまふ」(下二段)、「はべり」による人称表示
二十二章 清、「濁」と懸け詞
1 日本語ネイティヴ 2 清音、「濁音」と、かな 3 清、「濁」音の懸けとは 4 万葉がなは「清、「濁」不定」になろうとする 5 音韻の遊び-清、「濁」の跨ぎこえ方 6 懸け詞の諧謔趣味 7 亀井孝学説の功罪
終章 言語は復活するか
1 アオリストへの遠投 2 言語の基層文化 3 地の文としての非過去 4 植民地下の「言語過程説」 5 「言語過程説」とチョムスキー 6 「ことばは無力か」に対して答える
附一 補助動詞-『源氏物語』素描
附二 おもろさうしの助動辞、助辞



内容細目

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藤井 貞和
2012
815
日本語-文法 日本文学
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