タイトルコード |
1000100013183 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ドストエフスキーと小説の問い |
書名ヨミ |
ドストエフスキー ト ショウセツ ノ トイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
番場 俊/著
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著者名ヨミ |
バンバ サトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
水声社
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出版年月 |
2012.12 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-89176-925-3 |
ISBN |
4-89176-925-3 |
数量 |
363p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
980.2
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個人件名 |
Dostoevskii Fyodor Mikhailovich |
内容紹介 |
ドストエフスキーは「小説」という形式をいかにして探求してきたのか。フロイトの精神分析、バフチンの多声性の理論を踏まえ、「手紙」「告白」「メディア」などをテーマにドストエフスキー理解の新たな次元を切り開く。 |
目次タイトル |
序章 ドストエフスキーへのアプローチ |
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Ⅰ 手紙 |
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第一章 手紙の暴力 |
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一 はじまり 二 手紙の夢 三 作者の誕生 四 手紙の暴力 |
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第二章 文学と手紙、感応の遊戯 |
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一 手紙の諍い 二 新しい仲間たちのもとで 三 感応の遊戯 |
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第三章 盗まれた手紙 |
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一 私的なものと公的なもの 二 無駄話の空間 三 盗まれた手紙 |
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Ⅱ 告白 |
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第四章 「告白小説」のプラン |
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一 「どうやらこのみぞれのせいで…」 二 告白小説のプラン 三 「告白」の三つの仕方 四 二重の書物 五 分散する声 |
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第五章 告白の現実的条件 |
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一 『罪と罰』の捜査担当官ポルフィーリー・ペトローヴィチ 二 スタヴローギンの告白? |
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Ⅲ メディア |
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第六章 『罪と罰』と同時代のジャーナリズム |
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一 ドストエフスキーの『一八六五年』 二 犯罪者の一人称 三 新聞のパースペクティヴ 四 積極的な欠如 |
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第七章 メディア・リテラシーの練習問題 |
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一 事件報道と速記法 二 声 |
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第八章 文学の生まれるところ |
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一 メディアの精神からの文学の誕生 二 メディアのなかの女たち 三 文学の夢/現実の夢 |
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Ⅳ 『カラマーゾフの兄弟』を読む |
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第九章 ゼロ年代のドストエフスキー |
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一 ゼロ年代の(純)文学状況 二 『恋空』から『カラマーゾフ』へ |
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第一〇章 小説の問いから『カラマーゾフの兄弟』へ |
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一 対抗言説としての小説 二 文学と社会 三 もう一つの社会 四 全体性をめぐる闘争 五 『カラマーゾフの兄弟』へ |
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第一一章 ジャンルの闘争 |
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一 目次を読む 二 告白の主題と変奏 三 小説が裁かれる |
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第一二章 『カラマーゾフの兄弟』から小説の問いへ |
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一 精神分析 二 「突然」と「あとから」 三 ドストエフスキーの時間 |
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終章 小説の時間 |