タイトルコード |
1000100017817 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
竹島問題とは何か |
書名ヨミ |
タケシマ モンダイ トワ ナニカ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
池内 敏/著
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著者名ヨミ |
イケウチ サトシ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2012.12 |
本体価格 |
¥4600 |
ISBN |
978-4-8158-0718-4 |
ISBN |
4-8158-0718-4 |
数量 |
7,388,4p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.1821
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件名 |
日本-対外関係-朝鮮-歴史
竹島(島根県)
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注記 |
文献:p375〜381 |
内容紹介 |
不毛な論争を終わらせ、冷静に問題に向き合うために-。日韓双方の史料に精通する著者が、過熱する両国の自己中心的な議論を乗り越え、歴史分析の光に照らして、近世から現代に至る竹島問題の全体像を描き出す。 |
著者紹介 |
1958年愛媛県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。名古屋大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。著書に「近世日本と朝鮮漂流民」「「唐人殺し」の世界」など。 |
目次タイトル |
序章 竹島問題をどう解くか |
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第Ⅰ部 近世日本と竹島 |
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第一章 近世日本の西北境界 |
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はじめに 一 一七世紀における竹島(鬱陵島)と松島(竹島) 二 元禄竹島一件における竹島(鬱陵島)と松島(竹島) 三 天保竹島渡海禁令 おわりに |
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第二章 竹島渡海と鳥取藩 |
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はじめに 一 元和四年竹島渡海免許 二 竹島・松島渡海をめぐる大谷家と村川家 三 竹島・松島渡海と幕藩権力 おわりに |
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第三章 一七-一九世紀鬱陵島海域の生業と交流 |
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はじめに 一 日本人による鬱陵島海域の利用 二 朝鮮人による鬱陵島海域の利用 三 境界領域に対する意識 四 一九世紀における竹島(鬱陵島)認識 おわりに |
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第四章 『隠州視聴合記』の解釈をめぐって |
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はじめに 一 『隠州視聴合記』の構成・内容・用語法 二 「此州」を「竹島(鬱陵島)」とする説について おわりに |
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第五章 『隠州視聴合記』の諸本について |
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はじめに 一 写本間の異同について 二 甲乙両系統と著者について おわりに |
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第六章 日本の地図・地誌と竹島 |
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はじめに 一 地図と竹島 二 地誌と竹島 三 近代における島名の混乱 おわりに |
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第七章 「日本海内竹島外一島地籍編纂方伺」の解釈について |
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はじめに 一 「日本海内竹島外一島地籍編纂方伺」に書かれていること 二 「竹島外一島」の解釈 おわりに |
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第Ⅱ部 朝鮮と竹島 |
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第八章 安龍福事件考 |
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はじめに 一 元禄六年の事件 二 元禄九年の事件 三 安龍福英雄伝説の形成 おわりに |
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第九章 隠岐・村上家文書と安龍福事件 |
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一 安龍福事件研究の問題点 二 村上家文書の構成と概要 三 村上家文書から分かること おわりに |
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第十章 于山島考 |
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はじめに 一 文献上の「于山島」「于山」 二 古地図 おわりに |
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第Ⅲ部 二〇世紀の竹島 |
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第十一章 一九〇五年前後の竹島 |
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はじめに 一 一九〇〇年前後の朝鮮人鬱陵島民 二 全羅道巨文島の朴雲学翁 三 『民国日報』記事の解釈について 四 中井養三郎の「りゃんこ島」貸下願 おわりに |
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第十二章 二〇世紀初頭鬱陵島の日本人・朝鮮人 |
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はじめに 一 空島化政策期の鬱陵島 二 一九〇〇年前後の鬱陵島 おわりに |
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第十三章 サンフランシスコ講和条約と竹島 |
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はじめに 一 SCAPIN第六七七号、SCAPIN第一〇三三号と対日平和条約 二 対日平和条約のなりたちとラスク書簡 おわりに |
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総括 竹島論争とは何か |
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はじめに 一 論点の整理 二 論じ方にかかわって 三 無主地先占は成り立つか おわりに |