タイトルコード |
1000100032708 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
平家と六波羅幕府 |
書名ヨミ |
ヘイケ ト ロクハラ バクフ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高橋 昌明/著
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著者名ヨミ |
タカハシ マサアキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2013.2 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-13-020150-6 |
ISBN |
4-13-020150-6 |
数量 |
6,337,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.39
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件名 |
日本-歴史-平安時代
平氏
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内容紹介 |
平清盛による政権を最初の武家政権とする平家政権論を集成。平家権力の歴史的段階、権力基盤としての家人制や家政機構の分析、六波羅・西八条・福原・大輪田泊への実証的な掘り下げなどについて詳述する。 |
著者紹介 |
1945年高知市生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。神戸大学名誉教授。博士(文学・大阪大学)。著書に「平清盛福原の夢」「平家の群像」など。 |
目次タイトル |
序、ならびに用語について |
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はじめに 一 平家 二 平氏系新王朝 |
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第一部 六波羅幕府と平氏系新王朝 |
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第一章 後白河院と平清盛 |
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一 後白河時代をどうとらえるか 二 王権のラブコール 三 平家の国政への介入方式 四 福原居住の政治的効用 五 対立のかなたに-結びにかえて |
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第二章 福原遷都をめぐる政治 |
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はじめに 一 遷都は清盛の突然の暴走か 二 福原が新都の候補地だった徴証 三 福原への行幸 四 都遷りか離宮か 五 八月一二日院御所議定 六 結び |
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第三章 六波羅幕府と福原 |
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一 清盛の福原退隠 二 平家にとっての福原の意味-六波羅幕府論 三 福原での発掘の現状 四 都市福原の素描 五 結語にかえて |
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第四章 六波羅幕府再論 |
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はじめに 一 頼朝の政権が最初の幕府であるのは自明のことか 二 幕府とは何か 三 京都大番から見た平家と鎌倉幕府 四 平家と鎌倉幕府の共通性 五 結びにかえて |
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第二部 平家権力の諸相 |
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第五章 平家の館について |
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はじめに 一 六波羅館前史 二 最盛期の六波羅 三 西八条殿 四 九条の末 |
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第六章 平家家人制と源平合戦 |
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はじめに 一 平家の有力家人たち 二 小松家・一門主流と有力家人 三 有力家人と大将軍 四 近江・美濃の戦野で 五 重衡と維盛 |
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第七章 清盛家家政の一断面 |
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はじめに 一 平安期大田荘関係文書の伝来過程 二 院の御厩舎人ら年貢の受け取りを拒否 三 主典代基兼、問題解決に奔走 四 関係文書は盛国のもとへ おわりに |
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第八章 嘉応・安元の延暦寺強訴について |
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はじめに 一 嘉応の強訴 二 安元の強訴(その一) 三 安元の強訴(その二) 四 鹿ケ谷事件 五 結語 |
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第三部 日宋の交流と海 |
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第九章 大輪田泊について |
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一 福原山荘と大輪田泊 二 承安の外交 三 経の島 四 千僧供養 むすび |
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補論 治承三年六月中旬の瀬戸内航海記録 |
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第一〇章 宋銭の流通と平家の対応 |
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はじめに 一 治承二年の高倉新制 二 治承三年の万物沽価法関係史料 三 沽価法とは 四 沽価法に銭の直法はなぜ必要か 五 銭の流通は公認されたか |
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第四部 物語への展望 |
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第一一章 『平家物語』の虚実 |
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はじめに 一 『平家物語』の基本構図はどう理解されるべきか 二 平家の政権をどう評価するか 三 石母田正の『平家物語』について |
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第一二章 平重盛の四天王寺万灯会について |
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はじめに 一 釈文・読み下し・語釈など 二 表白の作者および作成時期など 三 四天王寺の万灯会 四 表白から「灯炉之沙汰」へ |
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第一三章 「朝敵」という語の成立 |
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はじめに 一 「朝敵」の用例 二 「朝敵」と「君の御敵」 三 「朝敵」の語の意味したもの 四 匹敵するものから謀反人へ |