タイトルコード |
1000100059601 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
統合の終焉 |
書名ヨミ |
トウゴウ ノ シュウエン |
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EUの実像と論理 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
遠藤 乾/著
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著者名ヨミ |
エンドウ ケン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2013.4 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-00-025899-9 |
ISBN |
4-00-025899-9 |
数量 |
20,473,15p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
319.3
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件名 |
ヨーロッパ統合
ヨーロッパ共同体
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内容紹介 |
ポスト統合を生きるヨーロッパをどう捉えるか。EUの形成過程やその内的なダイナミズムの分析、統合の思想的検討などを通じて、ヨーロッパ統合のもつ豊かな含意を引き出す。気鋭の国際政治学者がEUの実像と論理に迫る。 |
著者紹介 |
1966年生まれ。オックスフォード大学博士号(政治学)。北海道大学大学院法学研究科・公共政策大学院教授。専攻は国際政治、ヨーロッパ政治。著書に「ヨーロッパ統合史」など。 |
目次タイトル |
第一章 ヨーロッパ統合の政治学 |
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1 未確認政治物体=UPOとしてのEU 2 EU理解の行きつくところ 3 先行EU研究の隘路 4 本書の構成 |
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第Ⅰ部 EUの歴史的形成 |
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第二章 ジャン・モネ |
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1 モネ略歴 2 両大戦期における戦時共同調達 3 ニューディール、プラン、戦後復興 4 テネシーからラインへ 5 冷戦に寄り添って 6 貴族からテクノクラート、古典から社会科学、イギリスからアメリカへ 7 おわりに |
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第三章 ジャック・ドロール |
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1 国際統合とリーダーシップ 2 欧州委員長の権力基盤 3 ドロールのリーダーシップ行動 4 ドロール委員長の脱神話化と評価 |
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第四章 マーガレット・サッチャー |
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1 「ヨーロッパの政党」 2 「お金を返して」 3 「自由なヨーロッパ」 4 「社会は存在しない」 5 「氷は解ける時が危ない」 6 「ノー、ノー、ノー」 |
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第Ⅱ部 ポスト統合を生きるEU |
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第五章 鏡としてのヨーロッパ統合 |
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1 EU単体モデル論の陥穽 2 戦後の「統合」ヨーロッパとは何だったのか 3 東アジアの地域特性 |
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第六章 拡大ヨーロッパの政治的ダイナミズム |
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1 なぜ拡大したのか 2 何がどのように変質しているのか 3 拡大ヨーロッパはどこへ |
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第七章 統合の終焉 |
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1 「危機」の中身と否決の理由 2 「定義なきヨーロッパ」 3 「統合」の終焉 |
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第Ⅲ部 危機の下のEU/ユーロ |
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第八章 ポスト・ナショナリズムにおける正統化の諸問題 |
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1 問題の再定位 2 EUは支配権力か 3 EUはどんな権力体か 4 EUはどのように正統化されるのか 5 おわりに |
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第九章 ユーロ危機の本質 |
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1 問題の所在 2 ユーロの危機 3 EUの危機 4 世界(像)の危機 |
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第Ⅳ部 国際政治思想としてのEU |
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第一〇章 ようこそ「多元にして可分な政治体」へ |
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1 問題の所在 2 ヨーロッパ思想史の中の補完性 3 EU構成原理としての補完性 4 主権の強靭性と補完性 5 おわりに |
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第一一章 国際政治における自由 |
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1 問題の所在 2 自由と国家 3 自由と主権国家システム 4 多層の中の自由 5 おわりに |
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第一二章 日本におけるEU研究の可能性 |
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1 日本におけるEU研究の隘路 2 独自の(sui generis)政治体? 3 方法論的ナショナリズム 4 再考 |