タイトルコード |
1000100105670 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ブーニンの「眼」 |
書名ヨミ |
ブーニン ノ メ |
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イメージの文学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宮川 絹代/著
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著者名ヨミ |
ミヤガワ キヌヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
水声社
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出版年月 |
2013.10 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-89176-984-0 |
ISBN |
4-89176-984-0 |
数量 |
428p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
980.2
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個人件名 |
Bunin Ivan Alekseevich |
注記 |
文献:p407〜424 |
内容紹介 |
「暗い並木道」「日射病」などの恋愛小説集や、自伝的長編「アルセーニエフの生涯」を中心に、“イメージ=具体的表象”の視点から、“恋愛・記憶・死”を浮き彫りにし、ブーニン文学の不可視な本質に迫る。 |
著者紹介 |
1976年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻、地域文化研究、ロシア文学。東京大学教養学部非常勤講師、明治大学理工学部兼任講師。 |
目次タイトル |
序論 |
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一 ブーニンについて 二 ブーニン研究の歩み 三 本書で試みること |
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第一部 「昼の眼」と「夜の眼」 |
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第一章 「昼の眼」の世界 |
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一 ブーニンの「風景画」 二 文学としてのダイナミズム 三 「私」と世界 四 可視世界から虚構へ |
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第二章 「夜の眼」の視線 |
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一 文学の「夜」 二 『夜』に見るブーニンの「夜の眼」 三 『夜』とべルクソン 四 ブーニンとプルースト 五 「所有すること」としての「見ること」 |
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第二部 恋愛とイメージ |
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第一章 恋愛が始まるところ |
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一 視覚と恋愛の関係について 二 恋愛という物語の誕生 |
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第二章 光の不可視性について |
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一 『日射病』とチェーホフの『犬を連れた奥さん』 二 光に撃たれて 三 ナボコフの『フィアルタの春』との対比 四 現在の光 |
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第三章 「胎内的なもの」というイメージ |
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一 『軽い息』に見る「胎内的なもの」 二 視覚と「胎内的なもの」 三 「胎内的なもの」に問う |
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第四章 『ミーチャの恋』に見る「胎内的なもの」と世界の変容 |
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一 「自然-私-恋愛の対象」という視点 二 恋愛の対象 三 「異質」な世界 四 恋愛と自然 |
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第五章 恋愛の彼方 |
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一 一体となるとき 二 肉体的存在と視覚的存在 三 恋愛の終わり 四 孤独な全体 |
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第三部 記憶と他者 |
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第一章 「軽い息」から光のイメージへ |
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一 働きとしての光 二 生死の境界を越える光 三 もう一つの境界 |
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第二章 出会いに向けて |
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一 光と視覚 二 『遅い時刻』における過去の訪問 三 「夜の眼」の新たな展開 四 「恋の文法」 |
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第三章 恋愛の「暗い並木道」 |
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一 『暗い並本道』の「暗さ」について 二 短編『暗い並本道』の「暗さ」と記憶 三 空間としての「暗い並木道」 四 光と空間 |
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第四章 他者を探す旅 |
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一 旅 二 亡命という問題 三 「どこか」という場所 四 イメージと空間 |
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結論 |
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一 「見ること」について 二 イメージの文学として |
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<付録>最も美しい太陽 |