タイトルコード |
1000100021185 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
法廷における方言 |
書名ヨミ |
ホウテイ ニ オケル ホウゲン |
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「臨床ことば学」の立場から |
叢書名 |
研究叢書
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叢書番号 |
427 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
札埜 和男/著
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著者名ヨミ |
フダノ カズオ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
和泉書院
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出版年月 |
2012.12 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7576-0636-4 |
ISBN |
4-7576-0636-4 |
数量 |
7,247p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
818
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件名 |
日本語-方言
言語社会学
法社会学
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注記 |
文献:p209〜221 |
内容紹介 |
「法廷における方言」に関する研究書。機能・権力・言語権の視座から分析し、沖縄やアイヌの言語をめぐる裁判等についても言及しながら、方言で話す権利「方言権」を主張する。今後の裁判員制度における方言の活用も提案。 |
著者紹介 |
1962年大阪府生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。文学博士(大阪大学)。京都教育大学附属高等学校国語科教諭、明治大学法と言語研究所客員研究員。著書に「大阪弁看板考」など。 |
目次タイトル |
第1章 本研究の目的・意義・方法など |
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1.はじめに 2.本研究の構成など 3.用語の定義について 4.臨床ことば学とは 5.研究の目的 6.研究の意義と臨床的課題 7.研究の方法 8.分析の枠組み 9.研究の対象となるフィールドとことば 10.先行研究について 11.本研究の方言学・社会言語学上に占める位置づけ |
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第2章 法廷における大阪(関西)方言の機能 |
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1.機能の視座より 2.方言の機能に関するリサーチ・クエスチョン |
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第3章 方言の記録をめぐる問題 |
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1.速記官の養成中止と音声認識装置(システム)の導入 2.裁判所法の一部を改正する法律案に対する付帯決議をめぐって 3.閲覧した民事記録をめぐって 4.閲覧した刑事記録をめぐって 5.録画反訳の問題性 6.方言の記録をめぐる問題のまとめ 7.諸外国の事情 |
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第4章 権力・権威の視座より |
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1.法廷における方言の担い手 2.アコモデーション理論とことば、権力・権威 3.他の地域における場合 4.方言の記録の見地より 5.方言の復権 |
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第5章 言語権・方言権の視座より |
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1.方言の復権 2.裁判官の言語権・方言権の捉え方 3.国会爆竹事件とウチナーグチ裁判 4.日の丸裁判 5.二風谷ダム裁判 6.豊前環境権裁判 7.言語と方言の事例を通じて |
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第6章 臨床ことば学の立場から |
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1.問題の所在 2.自分たちのことばに基づく裁判 3.アイデンティティー表現機能の活用 4.ことばへの意識変革 5.速記官養成の再開 6.裁判員制度について |
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第7章 本研究の問題点と課題など |
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1.本研究の持つ問題点と今後の課題 2.むすびに |