タイトルコード |
1000100472558 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
儒家思想と中国歴史思惟 |
書名ヨミ |
ジュカ シソウ ト チュウゴク レキシ シイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
黄 俊傑/著
工藤 卓司/監訳
池田 辰彰/訳
前川 正名/訳
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著者名ヨミ |
コウ シュンケツ クドウ タクシ イケダ タツアキ マエガワ マサナ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
風響社
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出版年月 |
2016.12 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-89489-234-7 |
ISBN |
4-89489-234-7 |
数量 |
387p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
201.1
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件名 |
歴史哲学
儒学
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内容紹介 |
儒家思想は果たして中国歴史思惟とどのような関係にあるのか。中国の歴史思惟の核心的概念「時間」と、中国の歴史的著述の中の史論が発揮する作用、儒家の歴史的思惟の方法・運用などについて論じる。 |
目次タイトル |
序論 儒家人文精神の伝統と中国史学 |
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一 はじめに 二 儒家の人文伝統中の歴史意識 三 中国の歴史思惟中の儒家要素 |
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●第一部 中国歴史思惟の核心とその現れ |
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第一章 中国伝統歴史思想に見られる時間概念とその特質 |
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一 はじめに 二 「時間」からの「超時間」の抽出 三 「時間」の中に現れる「超時間」 四 結論 |
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第二章 中国歴史著作中の史論の作用とその理論について |
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一 はじめに 二 伝統中国の歴史著作における「事」「理」関係の変化 三 史論の作用(一)-「特殊性」から「普遍性」へ 四 史論の作用(二)-「今」を以て「古」を釈し、「古」を「今」の鑑と為す 五 史論の作用(三)-「事実判断」と「道徳判断」の融合 六 結論 |
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●第二部 儒家思想と中国歴史思惟の展開 |
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第三章 中国古代における儒家の歴史的思惟の方法とその運用 |
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一 はじめに 二 儒家の歴史思惟における「時間」概念 三 儒家の歴史的思惟における方法-「比」と「興」 四 古代儒家における歴史的思惟の運用 五 結論 |
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第四章 儒家言論中の歴史叙述と普遍的理法 |
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一 はじめに 二 普遍的理法を立証する手段としての儒家の歴史叙述 三 儒家の歴史叙述と普遍的理法の間の緊張-経典における「道」と聖人 四 「道」を求める経典解釈の二つの方法とその問題 五 結論 |
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第五章 儒家的歴史叙述の特質 |
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一 はじめに 二 宋儒の歴史叙述における二、三の側面 三 朱子の歴史叙述に潜む思想的意義 四 「史に即して以て理を求む」への疑問とその回答 五 結論 |
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第六章 儒家的歴史解釈の理論基礎 |
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一 はじめに 二 中国史の時代区分-その政治と文化 三 朱子の歴史解釈の理論基礎とその問題 四 朱子の歴史解釈の現実への配慮 五 結論 |
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●第三部 中国歴史思惟の近代的転化 |
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第七章 錢穆史学の「国史」観と儒家思想 |
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一 はじめに 二 錢穆「国史」観の意義とその歴史的背景 三 錢穆「国史」観における史学方法論 四 錢穆「国史」観の近代中国史学史における意義 五 錢穆史学中の儒家思想 六 結論 |
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結論 儒家思想と伝統中国の歴史思惟における人文精神 |
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附録一 中国歴史思惟の特徴 |
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一 はじめに 二 歴史学の中国における重要性 三 中国歴史思惟の中の時間観念 四 中国歴史思惟の二つの特徴的側面 五 結論 |
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附録二 グローバル化時代における朱子「理一分殊」説の新たな意義と挑戦 |
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一 はじめに 二 朱子学中の「理一」と「分殊」の関係-附:「理」の危険性について 三 グローバル化時代の朱子「理一分殊」説の新たな啓示と挑戦 四 結論-多様な「理」の中での同異共存 |