タイトルコード |
1000100942128 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世公武の奥向構造 |
書名ヨミ |
キンセイ コウブ ノ オクムキ コウゾウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石田 俊/著
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著者名ヨミ |
イシダ シュン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-642-04344-1 |
ISBN |
4-642-04344-1 |
数量 |
5,261,11p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.5
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件名 |
日本-歴史-江戸時代
公家
武士
女性-歴史
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内容紹介 |
世継ぎの出産・養育や朝廷の意思決定への関与、それらを支える組織・制度化の過程などを分析。膨大な公家史料の博捜と読解から江戸時代中期を中心に、公家・武家社会の奥向の具体像を明らかにする。 |
著者紹介 |
1980年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学。山口大学人文学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 研究史と本書の構成 |
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一 近世の天皇・朝廷と奥向研究 二 近世武家社会と奥向研究 三 本書の課題と構成 |
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第一部 近世の朝廷運営と奥向 |
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第一章 霊元天皇の奥と東福門院 |
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はじめに 一 寛文三年〜七年における朝廷運営と奥 二 禁闕騒動と奥の統制 三 延宝〜貞享期の奥 おわりに |
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第二章 元禄期の朝幕関係と綱吉政権 |
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はじめに 一 霊元三院院政の変質 二 内々の儀における准后の「執権」 三 中御門資熈の「執権」 四 綱吉政権の対応 おわりに |
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第三章 近世中期の朝廷運営と外戚 |
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はじめに 一 中御門天皇幼少期の櫛笥隆賀 二 中御門天皇成人後の櫛笥隆賀 三 昭仁親王(桜町天皇)と櫛笥家 四 櫛笥隆賀と幕府 おわりに |
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第四章 近世中期の禁裏女中と「伊予日記」 |
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はじめに 一 「伊予日記」の検討 二 桜町・桃園付女中の構成と変遷 おわりに |
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第五章 近世朝廷における意思決定の構造と展開 |
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はじめに 一 霊元天皇幼少期における表・奥の統制 二 霊元〜中御門期における奥の肥大化 三 桜町天皇の改革 四 宝暦期の諸事件と儲君(幼帝)養育 おわりに |
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第二部 近世武家社会における奥向 |
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第一章 綱吉政権期の江戸城大奥 |
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はじめに 一 公家出身年寄の招聘過程 二 公家出身女中の職制と昇進ルート おわりに |
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第二章 桂昌院と寺院 |
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一 桂昌院の信仰と綱吉政権 二 長命寺穀屋と尼僧 三 穀屋尼僧の語る由緒 四 安養尼による祈禱札献上と桂昌院 五 穀屋の由緒と桂昌院 |
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第三章 松江藩松平家の奥向と奥女中 |
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はじめに 一 近世前・中期における松江藩奥向 二 近世後期における松江藩奥向 三 幕末における松江藩松平家の奥向 四 松江藩の縁組・相続戦略 おわりに |
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第四章 松平宣維室天岳院の立場と役割 |
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はじめに 一 岩宮の婚姻と江戸下向 二 幸千代幼少時における天岳院の立場と役割 おわりに |
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終章 課題と展望 |
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一 禁裏御所の奥向と摂家 二 武家社会の奥向の通時的把握 三 奥向の総体的把握にむけて |