タイトルコード |
1000101126622 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
沖縄における門中の歴史民俗的研究 |
書名ヨミ |
オキナワ ニ オケル モンチュウ ノ レキシ ミンゾクテキ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小熊 誠/著
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著者名ヨミ |
オグマ マコト |
出版地 |
[東京] |
出版者 |
第一書房
風響社(発売)
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出版年月 |
2023.10 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-89489-941-4 |
ISBN |
4-89489-941-4 |
数量 |
12,399,14p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
384.4
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件名 |
門中
沖縄県-歴史
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注記 |
文献:p383〜399 |
内容紹介 |
沖縄の人びとは門中の祖先をどのように観念しているのだろうか。「共通の始祖をもつ父系出自集団」という定義を再検討し、日常生活の文脈に沿って沖縄人の家族・祖先観の全体像を論じる。 |
著者紹介 |
横浜市出身。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。神奈川大学学長。編著に「<境界>を越える沖縄」など。 |
目次タイトル |
序章 問題の所在 |
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第一節 研究視点と方法 第二節 “間”の民俗 第三節 「つながり」の門中 第四節 本書の構成 |
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第一部 民俗学研究における沖縄および門中 |
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第一章 日本民俗学における沖縄研究 |
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はじめに 第一節 日琉同祖論と経世済民から見る柳田国男の沖縄研究 第二節 戦後の沖縄研究 おわりに |
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第二章 門中研究の研究史と研究方法 |
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はじめに 第一節 門中研究の戦前・戦後における経緯 第二節 社会人類学が影響を与えた門中研究 第三節 民俗学の門中研究と門中の多様性 おわりに |
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第二部 門中の歴史的研究 |
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第三章 近世琉球における士族門中 |
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はじめに 第一節 家譜作成における姓と名乗頭の意味 第二節 琉球王統の歴史と家譜 第三節 王族における姓の統一 第四節 名乗頭を必要とする琉球士族社会 第五節 日中の“間”で形成された琉球士族の門中組織 おわりに |
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第四章 近世琉球の士族門中における姓の受容と同姓不婚 |
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はじめに 第一節 中国文化の受容と琉球の士族層 第二節 士族の家譜に表れた同姓不婚の禁忌の有無 第三節 久米村系士族と首里系士族における婚姻規制の相違 おわりに |
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第五章 近世士族門中における養子制度の再検討 |
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はじめに 第一節 父系嫡男相続制の再検討 第二節 養子同門制の再検討 第三節 相続制度から見る日中“間”の民俗 おわりに |
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第三部 門中の現代的研究 |
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第六章 沖縄における門中組織の多様性 |
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はじめに 第一節 記録された系譜 第二節 つくられる系譜 第三節 幾重にも広がる士族系門中の結びつき 第四節 いろいろなタイプの門中 おわりに |
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第七章 多様な門中とその活動 |
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はじめに 第一節 近世末期における地方役人層の系譜作成 第二節 百姓系の明治以降における門中化 第三節 厳格な父系意識と祖先の創生 第四節 門中の実態 おわりに |
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第八章 門中をめぐる諸相 |
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はじめに 第一節 沖縄の位牌祭祀 第二節 門中と女性 第三節 門中の聖地巡拝 おわりに |
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第九章 「つながり」としての門中 |
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はじめに 第一節 尚宣威王の墓を祭る四つの門中 第二節 尚宣威王墓の清明祭に参加する門中 第三節 尚宣威王墓の清明祭 第四節 門中の「つながり」 おわりに |
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終章 |
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第一節 門中の歴史的研究と外来文化 第二節 「つながり」を求める門中 |