タイトルコード |
1000101051145 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
漢王朝の祭祀と儀礼の研究 |
書名ヨミ |
カンオウチョウ ノ サイシ ト ギレイ ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
目黒 杏子/著
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著者名ヨミ |
メグロ キョウコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-8140-0453-9 |
ISBN |
4-8140-0453-9 |
数量 |
15,612p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.042
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件名 |
中国-歴史-漢時代
祭り-中国
儀礼
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内容紹介 |
前漢・後漢時代、皇帝は祭祀の実践によって国家の秩序と安寧をはかるが、両漢時代の祭祀の実態は十分に明らかではない。祭儀と祭祀場の分析を通じて、多様な思惟によって「皇帝」像がつくりあげられていく過程を解き明かす。 |
著者紹介 |
京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学博士(歴史学)。専門は中国秦漢時代史の研究。 |
目次タイトル |
序章 漢王朝の礼制・儀礼・祭祀 |
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一、儀礼と礼制 二、両漢交替期の礼制改革をめぐって 三、国家祭祀のふたつの局面 四、支配にとって祭祀とは何か |
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第一部 郊祀制の展開-祀場構造と儀礼を中心に |
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小序 |
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第一章 前漢武帝期における郊祀制の成立 |
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はじめに 第一節 高祖から武帝初期の郊祀制 第二節 甘泉泰畤の創設 おわりに 附記 |
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第二章 王莽「元始儀」の構造-前漢末における郊祀の変化 |
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はじめに 第一節 『後漢書』祭祀志上劉昭注「元始儀」通釈 第二節 甘泉泰畤から「元始儀」へ おわりに 附記 |
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第三章 後漢郊祀制と「元始故事」 |
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はじめに 第一節 後漢郊祀制の成立とその儀礼 第二節 祀場の構造とその世界観 おわりに 補論 「【テツ】」について |
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付章 夏至の儀礼-「元康五年詔書冊」再考 |
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はじめに 一、「元康五年詔書冊」の概要 二、各官府の儀礼・行事 三、夏至の儀礼・行事と魏相の思想 四、魏相の世界観と郊祀 おわりに |
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第二部 武帝の封禅と巡幸 |
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小序 |
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第一章 前漢武帝の封禅-政治的意義と儀礼の考察 |
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はじめに 第一節 前漢初期の封禅計画 第二節 同時代人の目からみた封禅の意義 第三節 封禅儀礼の構造とその意義 おわりに |
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第二章 封禅儀礼の創出 |
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はじめに 第一節 武帝期封禅の儀礼構成 第二節 「封」の祭儀 第三節 天下統合の象徴-「江淮の茅」と「五色の土」 むすびにかえて-「玉牒の書」私見 補論 武帝の封禅の刻石文について |
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第三章 前漢武帝の巡幸-祭祀と皇帝権力の視点から |
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はじめに 第一節 武帝期巡幸の構造解明に向けて 第二節 「東」の巡幸の構造-封禅の祭儀を手がかりに 第三節 「西」の巡幸の意義-郊祀と軍事の関係から 第四節 巡幸にみる武帝の権力構造-泰山・甘泉・長安 おわりに |
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第四章 前漢における上帝・山川祭祀の体系と展開 |
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はじめに 第一節 統一秦の国家祭祀 第二節 前漢初より武帝期までの変化 第三節 宣帝期の国家祭祀体系再編-武帝の継承と変革 おわりに |
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第三部 酎祭と両漢宗廟制 |
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小序 |
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第一章 前漢前半期の酎祭 |
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はじめに 第一節 酎祭の概要 第二節 「酎金」制度と酎祭の変化 おわりに |
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第二章 前漢後半期における宗廟制の変容 |
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はじめに 第一節 元・成帝期の宗廟制 第二節 哀帝期の宗廟制 第三節 元始年間の宗廟制 むすびにかえて-王莽の宗廟制 |
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第三章 後漢の酎祭と宗廟制 |
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はじめに 第一節 光武帝期の宗廟制 第二節 明・章帝期の宗廟制 第三節 章帝の「【テイ】」祭 おわりに |
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終章 前漢末礼制改革の来し方と行く末 |
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一、前漢武帝期までの儀礼と秩序-『史記』礼書から 二、前漢末礼制改革の政治的背景 三、宗廟制改革をつらぬく対立軸 四、郊祀制改革における配祀と承天の思想 五、未完の礼制改革-章帝と曹褒 |