タイトルコード |
1000101105685 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
インドネシア政治とイスラーム主義 |
書名ヨミ |
インドネシア セイジ ト イスラーム シュギ |
|
ひとつの現代史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
茅根 由佳/著
|
著者名ヨミ |
カヤネ ユカ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
|
出版年月 |
2023.10 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-8158-1134-1 |
ISBN |
4-8158-1134-1 |
数量 |
6,207,67p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
312.24
|
件名 |
インドネシア-政治・行政
イスラム教-インドネシア
宗教と政治
|
注記 |
文献:巻末p12〜35 |
内容紹介 |
多様な宗教を包摂する「民主化の成功国」で、「不寛容」の烙印を押されたイスラーム主義者の系譜がなぜ人々を糾合できたのか。インドネシアにおける政治と宗教のダイナミズムを、独立期からSNSの時代まで相対的に捉え直す。 |
著者紹介 |
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア専攻博士課程修了。筑波大学人文社会系助教。博士(地域研究)。 |
目次タイトル |
序章 |
|
1 問題の所在 2 現代インドネシアにおけるイスラームと政治 3 イスラーム主義の系譜とマシュミ 4 本書の分析枠組みと主張 5 本書の構成 |
|
第1章 民主主義の擁護者としてのマシュミ |
|
1 論争の発端としてのジャカルタ憲章 2 議会制民主主義時代の到来と対立の構図 3 マシュミ党首ナッシールとその民主主義論 4 インドネシア共和国革命政府への参加とマシュミ解党 小括 |
|
第2章 近代主義思想と宗教的少数派排斥の論理 |
|
1 スハルト政権の成立 2 インドネシア・イスラーム・ダアワ評議会とそのイデオロギー 3 政権による締め付けの強化と懐柔 小括 |
|
第3章 「政権派」への変容 |
|
1 スハルト政権のイスラーム化とインドネシア・ムスリム知識人協会の設立 2 ポスト・マシュミ世代の台頭と近代主義思想の後退 3 新たな対立の構図 小括 |
|
第4章 民主化後の旧マシュミの分裂と迷走 |
|
1 ハビビ降ろしと旧政権派、「自警団」の登場 2 一九九九年総選挙と旧マシュミ勢力の分裂 3 ジャカルタ憲章「復活」の試み 小括 |
|
第5章 宗教的少数派排斥運動の活性化 |
|
1 多様化するイスラーム主義イデオロギーとウラマー評議会の変容 2 ユドヨノ政権発足とウラマー評議会の影響力拡大 3 「異端」排斥運動の活性化 4 シーア派排斥運動への飛び火 5 組織を超えた同盟形成とその限界 小括 |
|
第6章 理念なき圧政批判 |
|
1 二〇一四年大統領選挙 2 ジョコウィ政権とウラマー評議会の緊張関係 3 二〇一九年大統領選挙 小括 |
|
終章 インドネシアの民主主義とマシュミの伝統 |