タイトルコード |
1000100259374 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
九世紀の来航新羅人と日本列島 |
書名ヨミ |
キュウセイキ ノ ライコウ シラギジン ト ニホン レットウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鄭 淳一/著
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著者名ヨミ |
テイ ジュンイツ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勉誠出版
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-585-22115-9 |
ISBN |
4-585-22115-9 |
数量 |
11,374p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.36
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件名 |
日本-歴史-平安時代
日本-対外関係-朝鮮-歴史
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注記 |
文献:p353〜372 |
内容紹介 |
平安時代初期における来航異国人問題に焦点をあて、特に九世紀頃から見られ始める、不特定多数の新羅人が頻繁に来航する現象が列島社会をどう変化させていくのか、変化に対して日本側がどう対応していくのかを考察する。 |
著者紹介 |
1979年韓国生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。同大学外国人研究員。日本古代史、東アジア海域史専攻。 |
目次タイトル |
序章 本書の問題意識と構成 |
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第一部 来航の新局面と縁海空間 |
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第一章 縁海警固と「九世紀」の黎明 |
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はじめに 一 宝亀十一年(七八〇)七月の勅について 二 渤海使節の「北路」来航と縁海警固 三 蝦夷の動向と「流来新羅人」 おわりに代えて |
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第二章 延暦・弘仁・天長年間の新羅人来航者 |
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はじめに 一 延暦期の烽燧停廃と「内外無事」 二 弘仁・天長期の来航新羅人と対応策 おわりに |
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第三章 承和年間における対外交渉と新羅康州 |
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はじめに 一 承和期の対新羅外交とその空間 二 渡航手続と康州 三 東アジア海域における地域間交流と康州 おわりに |
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第四章 承和三年の新羅国執事省牒にみえる「島嶼之人」 |
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はじめに 一 新羅国執事省牒の再検討 二 執事省牒の全写経緯と認識の相違 三 問題視される「島嶼之人」 四 白水郎と「島嶼之人」 おわりに代えて |
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第二部 新羅海賊と日本列島 |
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第五章 貞観年間における弩師配置と新羅問題 |
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はじめに 一 縁海諸国への弩師配置と赴任者 二 四天王法と新羅問題 おわりに |
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第六章 「貞観十一年新羅海賊」の来日航路に関する小考 |
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はじめに 一 「新羅海賊」と五島列島 二 対外交通路としての五島経由ルート 三 「大唐新羅人来者」と「新羅海賊」 おわりに |
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第七章 新羅海賊事件と大宰府管内居住新羅人の動向 |
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はじめに 一 新羅海賊事件と大宰府の新羅人居留地 二 大宰府管内居住新羅人の移配とその背景 おわりに |
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第八章 寛平新羅海賊考 |
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はじめに 一 寛平新羅海賊の動向 二 対馬の防人制と物資調達方式 三 肥前国松浦郡と肥後国飽田郡 四 『扶桑略記』新羅海賊記事をめぐって 五 甄萱勢力と新羅海賊 おわりに |
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補論 唐代金氏関連墓誌の問題点 |
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一 問題の所在 二 唐代金氏関連墓誌の現況 三 墓誌内容の基礎的検討 四 唐代金氏の諸相 |
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終章 総括と展望 |
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一 総括 二 展望:「神国日本」をめぐって |