タイトルコード |
1000100426503 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<救済>のメーディウム |
書名ヨミ |
キュウサイ ノ メーディウム |
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ベンヤミン、アドルノ、クルーゲ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹峰 義和/著
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著者名ヨミ |
タケミネ ヨシカズ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2016.9 |
本体価格 |
¥5900 |
ISBN |
978-4-13-010130-1 |
ISBN |
4-13-010130-1 |
数量 |
6,454,18p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
361.234
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件名 |
フランクフルト学派
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個人件名 |
Benjamin Walter |
内容紹介 |
<救済>とは、テクストに潜在する、打ち捨てられた過去の事象のアクチュアリティを解放すること-。フランクフルト学派の思想家たちが遺したテクストを読み解き、その行間に埋もれている思考や希望の痕跡を掘り起こす。 |
著者紹介 |
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ドイツ思想史・映像文化論。著書に「アドルノ、複製技術へのまなざし」など。 |
目次タイトル |
序論 フランクフルト学派のアクチュアリティ |
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第Ⅰ部 救済の美学 |
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第1章 「無声映画の革命的優位性」 |
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1 沈黙 2 音楽 |
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第2章 解体と再生の遊戯 |
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1 方法としてのアナクロニズム 2 寓意家チャップリン 3 笑い、神経刺激、革命 4 ミッキーマウスの遊戯 5 大衆の自己複製 6 過去の召喚 7 トーキー映画とファシズム |
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第3章 補論1 外来語の救済 |
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1 クラウスを読むアドルノ 2 (非)有機体としての言語 3 命名としての外来語 4 引用としての外来語 5 おわりに-超越への憧憬 |
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第Ⅱ部 メーディウムとしての芸術作品 |
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第4章 芸術の認識機能 |
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1 新音楽と哲学-シェーンベルクとアドルノ 2 物象化と認識-「音楽の社会的状況によせて」 3 忘却の力-「シェーンベルクと進歩」 4 投壜通信の隘路-『新音楽の哲学』序論 5 仮象と真理-『美学理論』 おわりに-ベンヤミンとの接点 |
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第5章 破壊と救済のはざまで |
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1 アヴァンギャルドとキッチュ 2 吐き気を催させる美 3 キッチュの弁証法 4 キッチュによる救済 5 亡霊としての芸術 |
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第6章 補論2 挑発としての擬態 |
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1 「文化産業」というトポス 2 誇張と挑発 3 言説戦略としてのミメーシス 4 批判理論のパフォーマティヴィティ |
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第Ⅲ部 変容する投壜通信 |
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第7章 投壜通信からメディア公共圏へ |
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1 神童の遍歴 2 <知覚>の媒体としての芸術作品 3 プロレタリア公共圏の創出-クルーゲ/ネークト『公共圏と経験』 4 投壜通信のテレビ放送-テレビプロデューサーとしてのクルーゲ |
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第8章 労働のメタモルフォーゼ |
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1 反-書物としての『歴史と我意』 2 自己統制と分離過程 3 ドイツにおける本源的蓄積 4 労働としての戦争と愛 5 歴史のなかのオリエンテーション |
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第9章 マルクス主義の死後の生 |
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1 『資本論』を映画化する-エイゼンシュテインからクルーゲへ 2 翻訳と跳躍 3 モンタージュと救済 4 おわりに-忠実なる不実さ |